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ドイツ連邦税務裁判所がコンサイメントストックに係るVAT上の取扱いについて判示

Global Tax Update:2017年2月号/ドイツ

ドイツ連邦税務裁判所(Bundesfinanzhof:BFH)は、2016年10月26日にコンサイメントストックを利用した場合のVAT(Value Added Tax:付加価値税)上の取扱いについて判決を下した。(Global Tax Update:2017年2月号/ドイツ)

(1) 一定の要件を満たせばコールオフストックを利用時のEU域内供給の税率をゼロとすることが可能に

ドイツ連邦税務裁判所(Bundesfinanzhof:BFH)は、2016年10月26日にコンサイメントストックを利用した場合のVAT(Value Added Tax:付加価値税)上の取扱いについて判決を下した。この中で、BFHは、ヘッセン税務裁判所の判決を支持し、ドイツにおけるコールオフストックについての次のようなドイツ税務当局の主張を否定した。税務当局の見解によれば、他のEU加盟国からドイツにおけるコンサイメントストックを経由した物品の供給は、EU域内供給後にドイツ国内供給したものとみなされる。これは、通常、ドイツにおける申告/報告義務を生じさせるものである。

(2) デロイトのコメント

今回のBFHの決定には、輸送が始まる前から拘束力のある注文があると仮定するために、どのような在庫保有契約とするべきかの新しい示唆は含まれていない。BFHは、非居住納税者に対するドイツ税務当局の見解を支持しないが、いつドイツ税務当局がBFHの決定を実行するか不明なので、コールオフストックによる供給を行っている場合には、当該判決による影響の可能性がある者はドイツにおいてVATの登録を継続すべきと思われる。

 

>> Click for English [BFH rules on VAT treatment of supplies via consignment stock]

(173KB, PDF)
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