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デリー高等裁判所判決:広告、マーケティングおよび販売プロモーションは国際取引ではない、ほか

Global Tax Update:2016年2月号/インド

本件は、M社が比較対象企業の広告、マーケティングおよび販売プロモーション(Advertising, Marketing and Promotion:AMP)費用の額を超過して関連会社であるS社に支払ったAMP費用(過大なAMP費用)についてインド税務当局が行った移転価格調整を不服とし、M社が上訴していたものである。(Global Tax Update:2016年2月号/インド)

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1. デリー高等裁判所判決:広告、マーケティングおよび販売プロモーションは国際取引ではない 

デリー高等裁判所は、M社とS社との間に契約または取決めがない限り、当該過大なAMP費用を国際取引に係る費用とみなすことはできず、また、当該過大なAMP費用により、M社自身にインド市場シェア拡大および前年対比売上増という便益がもたらされたという見解を示した。また、過大なAMP費用に基づき国際取引の有無を判定するという税務当局が採用した量的アプローチはインドの移転価格規定に則しておらず、S社が受領した便益は付随的なものにすぎないとした。

2. 上訴担当所得税局長 への上訴手続電子化  

インドの税務手続の電子化および簡素化を進める新たな重要ステップとして、所得税の電子申告が義務付けられている納税者の上訴担当所得税局長(Commissioner of Income-tax(Appeals))への上訴手続が電子化されることになる。



>> Click for English [Delhi High Court holds  that advertising, marketing and promotion (AMP) activity is not an international transaction]

(199KB, PDF)

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