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申告書未提出を理由とする立証責任の転換

Global Tax Update:2015年6月号/オランダ

先般、オランダ最高裁判所は、申告税額に加えて2,101ユーロ(修正後課税総額の19%超に相当する額)の加算税が課された事実だけで即時に申告書未提出とみなすことができるとする判決を下した。(Global Tax Update:2015年6月号/オランダ)

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本ニュースレターでは以下のトピックに分けて解説する。

1. 背景
オランダ税法は税務申告書または情報提供に関する規定に従わなかった納税者に対する罰則規定を定めており、その一つは、異議申立て手続における「立証責任の厳格化およびその納税者への転換(立証責任の転換)」について規定している。立証責任の転換は、納税者が申告書を提出しなかった場合、または情報提出を要請する取消不能の決定が出された後に納税者が当該決定に従わなかったことが証明された場合に起こり得る。

2. 本件事例
本件における納税者(本件納税者)は2008年、33,225ユーロの給与所得を申告し、8,938ユーロの所得税を課されたが、税務調査の結果、追加の課税がなされた。Den Bosch控訴裁判所は5,000ユーロ以上の所得が過少申告されたと推定したが、当該不備は立証責任が転換されるほどのものではないと判断した。

>> Click for English [Reversal of and more onerous burden of proof because the required tax return has not been filed]

(200KB, PDF)

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