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2016年10月1日から化粧品に係る消費税の取扱いを変更

Tax Newsflash:2016年10月号/中国

2016年9月30日、財政部および国家税務総局は財税[2016]103号の通達(103号通達)を公布した。当該通達に基づき、2016年10月1日から、非高級美容、メーキャップ化粧品は消費税の課税対象外となり、課税対象となる化粧品の消費税率も15%に引き下げられる。(Tax Newsflash:2016年10月号/中国)

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(1) 新政策の概要

課税範囲:103号通達により、非高級美容、メーキャップ化粧品は消費税の課税対象外となり、課税対象項目の名称も“化粧品”から “高級化粧品”に変更される。具体的には、以下のものが課税範囲に含まれる。

  • 高級美容、メーキャップ化粧品
  • 高級スキンケア化粧品
  • セット化粧品

“高級”化粧品はその価格に基づいて定義され、生産(輸入)段階の販売(課税)価格(増値税を含まない)が10元/ml(g)または15元/個(枚)以上の化粧品を指す。

税率:課税対象となる化粧品の消費税率は従来の30%から15%に引き下げられる。
輸入税:関連部門が同時に公布した通達により、化粧品に対する輸入段階の消費税の取扱いも変更される。

(2) デロイトのコメント

消費税制度の整備は、第13次5カ年計画における財税体制改革の重要任務の一つとされている。近年、消費税の改革措置が講じられるとの観測は常にあり、今回の化粧品に係る新政策の公布も予想されていたもので、消費の合理化を図るという中国政府の意図が反映されている。

今後、消費税の課税範囲、課税段階、税率等についてもさらに変更される可能性があり、高エネルギー消費、高汚染および一部の高級消費品が消費税の主な課税対象となるだろう。

今回の消費税政策の変更は、化粧品業界に大きな影響を与える。

美容、メーキャップ化粧品:非高級化粧品には消費税が課されなくなり、高級化粧品に適用される消費税率も半減することから、美容、メーキャップ化粧品の全体的なコストは低減すると見込まれる。
スキンケア用品:高級スキンケア化粧品は従来から消費税の課税範囲に含まれていたが、具体的な課税範囲が明確ではなかったため、実務上は多くのスキンケア化粧品に対して消費税が課されていなかった。今回、高級スキンケア化粧品の範囲が明確になったことから、消費税の課税対象となるスキンケア用品の範囲は広がることになるだろう。

 

>> Click for English [China Announced Changes to Consumption Tax of Cosmetics from 1 October 2016]

(187KB, PDF)

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