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【用語解説】DES

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DESとは”Debt Equity Swap”の略称であり、債権者が債務者に対して有する債権を債務者が発行する株式に振り替えることを指す。

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DESとは

DESとは”Debt Equity Swap”の略称であり、債権者が債務者に対して有する債権を債務者が発行する株式に振り替えることを指す。言い換えれば、債務者の増資に際し、金銭以外の資産(債権)で出資を行うことを意味する。なお、債務者側においては、通常は債務のうち受け入れた債権相当額が混同により消滅することとなる。
経営不振や債務超過の会社に対してDESを行うことで、有利子負債の利払いや元本返済を消滅させたり、債務超過状態の解消をすることができるため、再建支援策の一つとして用いられることが実務上は多い。
DESは一般的には会社法上の現物出資に該当し、法人税法上も現物出資として取り扱われる。この場合、法人税法上、完全支配関係のある法人間で行われる一定の場合を除きDESは非適格現物出資となる。
非適格現物出資となる場合、原則として現物出資法人(債権者)が被現物出資法人(債務者)へ時価により債権を譲渡したものとして取扱う。現物出資法人(債権者)側においては、現物出資により取得した株式の取得価額は出資した当該債権の時価となり、当該債権の時価が簿価を下回る額が債権譲渡損失として処理される。なお、当該現物出資が経済合理性のない経済的利益の供与とされた場合は、被現物出資法人に対する寄附金等と認定されるリスクもある。他方、被現物出資法人(債務者)側では当該債権を時価で受け入れた上で債権債務の相殺を行う。したがって、当該時価が債務の簿価を下回る場合には債務消滅益が計上されて課税所得に算入される。

(適用法令:2015年1月現在)

本記事の内容は一般論であり、特定の取引に関する税務アドバイスを提供するものではありません。したがって、いかなる者も本記事に依拠することはできないものであることにご注意ください。

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