従来の事例を交えて理解する「行動2(ハイブリッド・ミスマッチ)、行動6(条約の濫用)に係るMLI規定」 ブックマークが追加されました
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従来の事例を交えて理解する「行動2(ハイブリッド・ミスマッチ)、行動6(条約の濫用)に係るMLI規定」
中央経済社『税務弘報』2019年2月号
課税所得を人為的に操作し、課税逃れを行うことを「税源浸食と利益移転」(BEPS:Base Erosion and Profit Shifting)という。このBEPS問題に各国で協調して対応するため、OECD租税委員会において、G20メンバー国との協働の下、「BEPSプロジェクト」の取組みが進められ、2015年10月5日に15の報告からなるBEPSパッケージが公表された。
本稿では、全体で15ある行動計画(Action Plans)のうち、行動2及び行動6にフォーカスし、BEPS防止措置実施条約における規定について、以下のトピックに分けて解説する。
Ⅰ 行動2:ハイブリッド・ミスマッチ・アレンジメントの無効化
1 ハイブリッド・ミスマッチ・アレンジメントとは
2 D/NI効果とは
3 DD効果とは
4. 間接的D/NI効果とは
5 無効化ルール
6 国内法への勧告
7 OECDモデル租税条約の改正
Ⅱ 行動6:租税条約の濫用防止
1 概要
2 行動6における勧告の内容
3 2018年度税制改正の内容
(966KB, PDF)
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