調査レポート

世界モバイル利用動向調査 2016

Global Mobile Consumer Survey 2016

「世界モバイル利用動向調査 2016」は、デロイトのテクノロジー・メディア・テレコムプラクティスによって実施されたグローバル調査です。本レポートはグローバル調査をもとに日本のテクノロジー・メディア・テレコムインダストリーが作成しています。レポートではデバイス所有、携帯電話の入手、携帯電話事業者、携帯電話を利用したコミュニケーション、携帯電話の利用習慣、モバイルペイメントについて分析しています。

世界モバイル利用動向調査2016

2016年は、PCによるオンラインアンケートを通じて、世界31ヶ国、計53,000人を対象に調査を実施。本レポートではイギリス・ドイツ・フランス・ カナダ・日本・オーストラリア・韓国・ブラジルを中心に比較分析を行いました。


■調査レポートのサマリ

世界的にスマートデバイスの普及が進む中、日本の普及状況は他国と比較すると低調である。背景には日本における消極的な消費者像があり、既存のチャネルや購入手段等へのこだわりや、新しいサービス・コミュニケーション形態に対する受け身の姿勢が見て取れる。

一方で、所有者は携帯電話に依存した行動傾向も見せており、モバイル事業者にとっては、デバイス普及に向けたドライバーの明確化が必要となる。

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デバイス所有・通信環境に関して問う、以下のような質問を設けました。

【デバイスの所有】

・新しいデバイスに対する行動で最もあてはまるものは?
・所有しているもしくは利用できるデバイスは?
・今後12ヵ月以内に購入する可能性があるデバイスは?

【携帯電話の入手】

・現在使用している携帯電話は新品か中古のどちらか?
・現在使用している携帯電話の入手方法は?
・現在使用している携帯電話を入手した店舗の種類は?
・前回の機種変更時、それまで使用していた携帯電話の処分方法は?

【携帯電話事業者】

・主に使用している携帯電話会社は?
・前回、契約している携帯電話会社を変更したのは?
・現在お使いの携帯電話端末を購入/入手した時期は?
・現在契約/利用している携帯電話会社が提供しているオプションサービスは?
・現在契約/利用している携帯電話会社が提供しているサービスは?

【携帯電話を利用したコミュニケーション】

・携帯電話で週1回以上利用しているコミュニケーションの手段は?
・スマートフォンで週1回以上行うことは?

【携帯電話の利用習慣】

・起床してから携帯電話を確認するまでの時間は?
・携帯電話を確認してから就寝するまでの時間は?
・携帯電話で毎日一番初めにアクセスするものは?
・スマートフォンにインストールされているアプリの数は?
・携帯電話の使い過ぎについて、恋人や配偶者と意見の衝突が起こる頻度は?

【モバイルペイメント】

・利用したことがある店舗内モバイル決済方法は?
・携帯電話を使って店舗で支払いしない理由は?


なお、同レポートのニュースリリースはこちらをご覧ください。

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20161214-1.html

PDF,520KB

スマートフォンなどデバイスの購入意向、所有率

●日本は新製品には興味がない?購入動機は「壊れた時」が半数以上の結果に

他の先進国では「市場に出てすぐ最新のデバイスを購入する」と回答した割合が4~15% だが、日本は僅か1%となる。「非常に気に入った場合、最新のデバイスを購入する」を含めても13% である。一方で、「故障・こわれた時」との回答は日本の割合が圧倒的に高く51 %を占める。その割合は他国では3割程度に留まる 。

●世界の中でも低い日本のスマートフォン保有率。国内では地域により保有率に2割程度の差も

スマートフォン保有率は他国73~89% 、日本は51% に留まる。国内を地方ごとに見た場合、関東で59%、中部、近畿で53%に対して、四国は32%、北海道、東北は38%と地域により2割以上の保有率の差があった。

●買替え時の旧機種の処分方法、スペア保管が世界的に多数だが、日本は個人間譲渡の割合の低さが目立つ

機種変更時にそれまで使用していた携帯電話の処分は世界的に4割前後がスペア保管と回答する傾向。譲渡、売却する場合に個人間の売却割合は日本では4%に留まり、他国との開きが見られる。

新しいモバイルデバイスの購入のきっかけ(グローバル比較)

携帯電話事業者の選択理由

●日本国内で、MVNOが存在感を示すように。但し通信会社の変更は世界にくらべて頻繁ではない傾向も

日本の携帯電話事業者のシェアはNTT docomo、au、SoftBankの3社が85%を占めているものの 、昨年より市場に参入したMVNO事業者が11%のシェア を獲得しており、存在感を示している。一方で、契約している携帯電話事業者、携帯端末の変更が他国と比較すると頻繁ではない傾向も見られる。

●携帯電話会社が提供する回線以外のサービスに対して理解度、契約・利用動向ともに低い日本

日本では44%が携帯電話会社の提供しているブロードバンドやテレビ、公共Wi-Fiスポットなど回線以外のサービス内容を認知しているものの利用しておらず、その利用割合を見ても他国と比較して低調である。

携帯電話の利用

●携帯電話をSNSなどコミュニケーションで利用する割合が世界の中でも低い日本

日本は他国と比較すると、SNSに代表されるコミュニケーション手段の利用率が低い。一方で、4割が起床5分 以内に携帯電話を確認しており、携帯電話が生活に欠かせないものになっている

●インストールするアプリは世界共通で20個以下の割合が高い

携帯電話にインストールしているアプリは各国共に20個以下の割合が高く、各国共通した傾向である

携帯電話で週1回以上利用しているコミュニケーションの手段(グローバル比較)

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