最新動向/市場予測

2014年度 アジア太平洋地域テクノロジー Fast500 受賞企業

ランキング傾向と受賞企業のご紹介

韓国のDaum Kakao Corpが韓国企業として初の1位の座を獲得しました。総合ランキングでは、上位10社のうち、グリーンテクノロジー企業のTelisonを含む5社の中国企業がランキングを独占しました。グリーンテクノロジー企業は上位50社に4社がランクインという力強い成長を示しており、同領域の今後の持続的な成長が期待されます。

  • 日本企業は2013年から5社増加して45社がランクイン
  • 韓国企業が初の1位を獲得
  • 中国・台湾企業が依然としてFast500ランキングの受賞企業数をリード
  • インド、オーストラリア、ニュージーランド、韓国企業の存在感が高まっている
  • ソフトウェア分野が受賞企業の最多数の独占を続ける

ランキング傾向

収益(売上高)成長の傾向

上位500社による2014年の平均収益(売上高)成長率は405%となり、2013年の356%から大幅に増加した。さらに、今回のランキング受賞企業のうち、年間売上高が1,000万米ドル未満の企業は2013年の258社から342社へと注目すべき増加を遂げた。

地域別傾向

上位500社のランキングにおける地域別の企業数を見ると、中国は2013年の128社からは減少が見られたものの100社を占めており、今回のランキングでも依然として最多受賞を果たしている。台湾は500社中90社を占めたが、前回の108社からは減少した結果となった。

その一方で多くの国が存在感を増している。インドは今回90社がランクインし、台湾と共に2位を占めた。2011年のインドの受賞企業が43社にとどまっていたことを振り返ると、過去4 年間で109%の増加を遂げたことになる。

同様に、オーストラリア(74社)、ニュージーランド(51社)、韓国(47社)も対2013年比でランクイン企業数を増加させている。 

事業領域別傾向

ソフトウェア分野では146社がランクインし、2013年に比べて受賞企業数は16社減少したものの、2年連続、事業領域別で最多となった。

通信/ネットワーキング分野の受賞企業数は2013年の31社から58社への増加を記録し、オーストラリアのNEXTDCが総合ランキングで6位にランクインをした。メディア/エンターテインメント分野も2013年比で受賞企業数69%増という大きな躍進を見せ、なかでも電子広告に特化した企業のランクインが目立った。

グリーンテクノロジーにおいては受賞企業数ではとりわけ大きな変化はなかったものの、中国企業のTelisonが総合2位にランクインしたことは注目に値する。また、上位50社においてグリーンテクノロジー企業が4社ランクインしたという事実は、今後も市場のニーズを受けて同分野が成長していく可能性を示唆している。

未上場企業と上場企業

上位500社の内、約70%が未上場企業であり、未上場企業が大半を占める傾向は今回も続いた。

受賞企業

1 位: Daum Kakao Corp

ソウルに本社を置くDaum Kakao Corpは、モバイル向けのインスタントメッセージアプリ「KakaoTalk」を提供している企業であり、年間成長率11,618%という驚異的な数値を達成した。同社は2010年に創設、2013年にはゲーム、デジタルコンテンツ、モバイルコマース、ならびにブランドや有名人のマーケティングチャネル等を通じて売上を上げてきた。Daum Kakao CorpはGoogleのAndroidマーケットにおける「トップデベロッパー」と評され、CNETではKakaoTalkが「No.1無料SMSアプリ」に選出された。

日本の受賞企業 45社

日本企業は15位にランクインしたHEROZ株式会社(売上高成長率1,969%)を筆頭に、20位に株式会社アイアンドシー・クルーズ(1,621%)、32位に株式会社アカツキ(1,070%)、37位に株式会社イグニス(980%)と、4社が上位50社にランクインした。Fast500ランキングを受賞した日本企業は全部で45社となり、2013年の40社から増加した。

500 社の全ランキング


関連リンク(Deloitte Global)
Technology Fast 500™

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