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2015年度 日本テクノロジー Fast50 受賞企業

ランキング傾向と受賞企業のご紹介

Fast50受賞企業50社の過去4決算期の収益(売上高)に基づく平均成長率は357%となりました。受賞企業の全体のうち、成長率300%以上の高成長を遂げている企業が4割、また成長率100%以上の企業が9割を占め、着実な成長を遂げているテクノロジー企業が増えていることが伺える結果となりました。

2015年度 日本テクノロジー Fast50 授賞式の模様

2015年度 日本テクノロジー Fast50 Winners Report

概要
Fast50受賞企業50社の過去4決算期の収益(売上高)に基づく平均成長率は、今回357%となった。平均成長率の分布では、受賞企業全体の4割が成長率300%以上の高成長を果たし、9割が成長率100%以上となった。
1位はスマートフォンサービスやソーシャルアプリの企画開発を行っている株式会社アカツキで、過去4決算期の収益に基づく成長率2,106%を記録。2位は1,399%を記録した住まい領域・自動車領域におけるメディアプラットフォーム事業を手掛ける株式会社アイアンドシー・クルーズ、3位にはシリコンウェーハの再生精密加工、モニターウェーハ販売を行っている株式会社RS Technologiesがランクインし、成長率1,300%を記録した。
また、上位3社に加え、4位の株式会社バンク・オブ・イノベーションも成長率1,183%を記録し、上位4社が成長率1,000%を超える目覚しい成長を示した。

受賞企業業種
事業領域別の構成比を見ると、最も多いのはメディア関連企業で42%、次いでソフトウエア関連企業40%、通信関連企業12%となり、ハードウエア関連企業、ライフサイエンス関連企業、クリーンテック関連企業は各領域1社の受賞であった。
事業領域別の過去4決算期に基づく平均収益成長率は、ソフトウエア419%、メディア312%、通信289%となり、1位となった株式会社アカツキを擁するソフトウエア領域の企業は、全受賞企業平均を上回る成長を遂げていることがうかがえる。
各領域の中で個別企業を詳細に見ると、ソフトウエア、メディア関連の双方で、タブレットの普及やスマートフォンスクリーンの大型化、Webサイトのマルチデザイン化を背景に、スマートフォン向けアプリ開発、モバイルコマース、モバイル広告関連事業、モバイルメディアのコンサルティング事業などの台頭が見られた。

受賞企業の上場の有無/上場市場
受賞企業の6割以上(32社)が上場しており、これらの企業は上場企業に求められる事業の継続性や財務面の信用性を一定水準以上有しているといえる。上場市場の内訳は東証一部7社、東証マザーズ24社、JASDAQスタンダード1社であり、規模と事業実績があり比較的安定した企業から、ユニークな技術や特定の分野に対する強みを武器とし成長性に富んだ新興企業まで、幅広い層が受賞する結果となった。なお、新興市場に上場している企業が7.5割を占めることから、株式市場から調達した資金を有効的に事業へ投資し、成長を実現している受賞企業も多いと想定される。
脚注:2015年9月末日現在 

(3.08MB,PDF)
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