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コネクテッド・ワーカー

デジタル時代への出勤

テクノロジーの活用はサービス産業とそこで働く人々にどのような変化を与えるのでしょうか。 本レポートは英国のサービス産業とそこで働くブルーカラー労働者に焦点を当て、デロイトUKが英国の2,000人以上の労働者を対象に実施したテクノロジーの利用度合いに関する消費者意識調査を基に、サービス企業によるテクノロジー活用の重要性を考察しています。

テクノロジー活用がサービス産業に与える影響は?

企業におけるテクノロジーの重要性

近年、労働者が非正規雇用で仕事を請け負うギグエコノミーの成長や、柔軟な働き方への需要の拡大など、労働市場は変化しています。そのような変化に伴い、生産性の向上やエンプロイー・エクスペリエンスの見直しにおけるテクノロジー活用の重要性が高まっています。
労働者自身も新しいテクノロジーの力を認識しており、デロイトUKが英国の2,000人以上の労働者を対象として実施したテクノロジーの利用度合いに関する消費者意識調査によると、84%が自分の勤める会社が可能な限り最新のテクノロジーを使うことが重要だと考えていることが明らかになりました。

 

サービス産業におけるテクノロジーの活用

今日ではスマートフォンの使用は人々の生活に浸透しています。調査によると、ブルーカラー労働者のプライベートでのテクノロジー使用頻度は高く、47%が仕事以外でスマートフォンを1日5回以上使用しています。その一方で、仕事でのテクロノジー使用頻度は非常に低く、わずか13%という結果になりました。
また、ブルーカラー労働者自身の意識も、テクノロジーの「非常にライトなユーザー」もしくは「ライトユーザー」であると考えている割合は51%に上り、サービス産業におけるテクノロジー活用が浸透していない状況を伺うことができます。

 

今後の課題と展望

英国ではEU脱退や生活賃金の改定などの社会の変化がきっかけとなり、労働コスト削減や労働力の生産性向上が課題となっています。人材に大きく依存するサービス産業にとって、テクノロジーの導入と活用はサービスを向上させるためにも、従業員のエンプロイー・エクスペリエンスを向上させるためにも非常に重要であり、テクノロジー活用を検討することでビジネスモデルと業務の根本的な再検討が進む可能性があります。
サービス産業で働く労働者が、デジタル技術の発展によって労働生活が変化しつつある個人を意味する「コネクテッド・ワーカー」に移行する動きは、今後数年間で加速すると考えられます。

コネクテッド・ワーカー デジタル時代への出勤 (3.3 MB, PDF)

職場でのテクノロジー使用における特色

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