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サイバーセキュリティ人材育成プログラムレポート

デロイト トーマツ x 東京大学 SiSOC サイバーセキュリティトレーニング

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社は、東京大学情報学環(SiSOC:Secure Information SOCiety research group)と共催で東京大学に所属する学部生、大学院生を対象としたサイバーセキュリティ人材育成プログラム「デロイト トーマツ x 東京大学 SiSOC サイバーセキュリティトレーニング」を実施しました。

<トレーニングレポート>

トレーニングは、デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(以下、DT-ARLCS)が取り組むサイバーセキュリティ人材育成支援の一環として、2016年9月17日から3日間、東京大学に所属する学部生、大学院生14名を対象に開催しました。トレーニングの内容は、デロイト オランダが企業向けに提供しているCyber Academyのハンズオン・トレーニングをカスタマイズしたもので、セキュリティ専門家を養成する実践的な内容でしたが、全員が無事に受講を終えることができました。また、3日間のトレーニングの中で作成したレポートやCTFなどの総合結果から、上位2名の学生に優秀賞と副賞の研修旅行が贈られました。研修旅行では、デロイト オランダをはじめとした、オランダのサイバーセキュリティに関して先進的な取組みを行っている企業の見学や、世界の第一線で活躍するサイバーセキュリティ専門家との意見交換会 などを行う予定です。
受講者からは、「サイバーセキュリティに興味はあったが、なかなか一歩を踏み出す機会がなかった。よく知るための足掛かりとなった」、「講師のレベルも高く、講義内容もわかりやすかったため、ハッキングの仕組みや防御方法についてよく理解できた」などの感想が寄せられ、満足度の高い内容となりました。

DT-ARLCSでは今後もセキュリティ人材の育成に関わる活動を継続的に実施していく予定です。

<オープニングセレモニーの様子>

東京大学大学院情報学環 教授 グループ長 須藤 修 氏

「トップガンレベルの人材は、企業経営や政府にとって非常に重要です。特にオリンピック・パラリンピックのような大きなイベントの際にサイバー攻撃から守ることができる人材が必要となります。東京大学はこのようなトップガンを養成する能力が高いと考えています。私としては、この分野の人材を育成して社会に送り出したいですし、是非意欲のある方はこの分野で活躍していただきたいと思います。オランダのデロイトなど高度な技術をお持ちの方の支援を受け、是非この3日間で大幅に能力を飛躍させてください。今後の活躍に期待しています。」

 

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 代表取締役社長 兼 デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所 所長 丸山 満彦

「本トレーニングに14名の東京大学の優秀な学生のみなさんに参加いただき嬉しく思います。今回デロイト オランダから2名の講師を招きましたが、デロイト オランダはCyber Academyというサイバーセキュリティの専門家を育成する組織をもっています。今回のトレーニングで行うような脆弱性テストや侵入の模擬演習、攻撃された後のフォレンジック調査に専門性を持つメンバーも多く、サイバーセキュリティのオリンピック(Global CyberLympics)で5回目のWorld Championを獲得しています。受講生の中にはいろいろなレベルの方がおられるかと思いますが、実際の現場でもそうであるように、一人で学習するというよりもみんなで協力する姿勢が大事です。この3日間、是非有意義にお過ごしいただければと思います。」

 

オランダ王国大使館 イノベーション・科学技術部 参事官 Jan-Hein Chrisstoffels 氏

「オランダ大使館として、今回のイニシアチブをサポートできて大変光栄に思います。日本とオランダの間では、約400年に渡り、貿易だけではなく知識の交流がありました。オランダが小国だったことがその理由の一端かもしれませんが、外に向かって世界に触れ、協同的な方法で物事を解決しようとする姿勢は今日も変わりません。本日、オランダのサイバーセキュリティコミュニティから2人の優秀なタレントを迎えて、一緒に取り組むことでレベルアップし、トレーニングを楽しんでください。」

<表彰式の様子>

東京大学大学院情報学環 特任教授 副グループ長 安田 浩 氏

「3日間のトレーニングを終えた学生のみなさんは、すでにハイレベルのサイバーセキュリティエンジニアです。日本ではサイバーセキュリティエンジニアの不足が叫ばれており、諸外国と比べてまだまだ差があると言われています。日本は明治初期、技術や文化などあらゆる面で後進的であったため、外国から先生を招聘することで諸外国との差を埋める努力をしてきました。その中の1人、農業を教えるために来日したクラーク博士は、“Boys, be ambitious!”という言葉を残しました。前途のあるみなさん、どうぞこれから努力をし続けてください。クラーク博士と同じ言葉、“Boys, be ambitious!”をみなさんに贈ってスピーチを締めたいと思います。

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 パートナー 兼 デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所 主席研究員 野見山 雅史

「休日にもかかわらずこのトレーニングに参加くださった学生のみなさん、ありがとうございます。サイバー攻撃は日本だけではなく世界中の課題であり、注力しなければならない重要な分野です。3日間のトレーニングで身につけたサイバーセキュリティの専門性は、みなさんの今後のキャリアにとって大きな差別化の要素となります。このトレーニングが、みなさんにとってさらにサイバーセキュリティに興味をもっていただけるきっかけとなったのであれば光栄です。」

オランダ王国大使館 イノベーション・科学技術部 参事官 Jan-Hein Chrisstoffels 氏

「このトレーニングの初日に、2名の講師がサイバーセキュリティのプロフェッショナルになるには、スキルだけではなく、創意工夫をもって物事を考えることが必要だという話をされました。この3日間のトレーニングが、ハッキングのマインドセットを学んだり、キャリアについて考えたりする機会となり、みなさんの刺激となったのであれば幸いです。」

トレーニング総評 デロイト オランダ シニアコンサルタント Hugo van de Toorn

「今回のトレーニングに、みなさんとても前向きに、熱心に取り組んでいただきありがとうございました。ことわざをひとつ紹介したいと思います。
“Tell me and I forget. Teach me and I may remember. Involve me and I learn.”
(言われたことは忘れてしまう。教えてくれれば覚えているかも。自ら体験すれば学ぶことができる)
これはまさしくこの3日間、みなさんと一緒にやってきたことです。この3日間で身につけたスキルを磨き続けてください。学ぶことに終わりはありません。」

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