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ヘルスチェック(課題調査)

Accounting & Tax health check services

デロイトでは、様々な課題を把握するための会社の健康診断を実施しています。デロイトの会計専門家や税務専門家が会社の現状を調査することで、会社が抱える課題やさらされているリスクについて、原因究明や解決のためのアドバイスを行うことができます。具体的には、会計専門家によるアカウンティングヘルスチェックを行い、決算プロセスで抱える会計上の課題を発見・解消することができますし、税務専門家のタックスヘルスチェックにより、法人税やVAT、源泉税など税務調査の実施により顕在化する可能性がある税務リスク項目について認識し、対策を講じることができます。

アカウンティングヘルスチェック
会計問題把握のための健康診断

一般的に、日系企業の求めるレベルのタイ人経理人材は乏しく、かつ、失業率が継続して低いタイにおいては経理スタッフが短期間で変わり続ける事が多いです。そのため、間違った決算処理をしてしまうリスクが日本に比して高くなります。適切な監査を受けていれば間違いに気づくこともできますが、現在の会社規模に見合わないローカルの監査人を立ち上げ当初からそのまま利用する場合も多く、その場合、監査を受ける会社数に対する会計士の数が日本よりも著しく少ないタイでは、法定監査としての水準は満たしていたとしても、日本のガバナンスの水準で会社の課題を識別できる可能性は低くなります。その結果、長年の蓄積として金額的影響額が膨らみ、不適切会計事案として露見するリスクがあります。

このようなリスクに対し、経験豊富なタイ人会計専門家を十分に有するデロイトタイは、日本を含むグローバル水準の品質で調査することができます。タイ国にてビジネスを行われている日系企業でよくみられる会計上の課題を、日系企業の会計監査で培った豊富な経験を基に分析し、経営管理及び会計上の課題を識別、対応策の提案をします。具体的には、会社が作成している財務諸表の以下の分野について、 タイ国のローカル会計基準であるTFRS for NPAEs に照らして適切な処理かどうかを分析します。

財務関連取引(預金、借入など)、短期/長期投資、売上債権に対する貸倒引当金、棚卸資産/原価計算、固定資産(固定資産登録、スペアパーツ、耐用年数等)、引当金(製品保証、退職給付など)、税効果会計、収益認識(輸出/国内取引、サービス収入)、原価と販管費の分類、収益の総額表示と純額表示、など。

タックスヘルスチェック
税務リスク把握のための健康診断

タイの税務専門家が下記の税目に関連する証憑類(タックスインボイスや入金・支払伝票等)や税務申告書等をレビューし、昨今の税務当局による指摘事例も踏まえて、税務上のリスク(将来的に税務調査で指摘を受ける可能性のある項目)が無いか検討致します。また、発見した事項に関して税務上のリスクを低減するための改善施策についてアドバイス致します。

法人税(Corporate Income Tax/ 移転価格/BOI)
源泉税
付加価値税
特定事業税
印紙税
個人所得税
関税、など

税務オペレーションはタイ語をベースとしているため、日本人駐在員が、税務上のリスクを網羅的に把握することが難しい状況と言えます。ヘルスチェックサービスを受けて頂くことで、税務上のリスクを把握することが可能です。また、レポートを通じてリスクや問題点を共有化するため、本社・タイ人スタッフを巻き込んだ共通認識を持つことが可能です。

へルスチェックレポートには税務リスクの度合い、税務リスクの金額、および指摘事由が記載されます。税務調査前にリスク金額が把握できるだけでなく、対応優先度、改善ポイントが明確となり、対応アクションを明確にすることができます。

税務申告書のレビューにより税額控除の処理漏れや計算ミス等による不要な課税を把握、改善することで将来的な税負担を軽減することができます。