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M&Aサービス

M&A services

M&A(合併・買収、事業譲渡等)は、経営戦略の策定から相手企業との最終契約締結・クロージングまで、複雑なプロセスを要します。デロイトはこれまで、クロスボーダー案件を中心に、M&Aに関するさまざまなニーズに対し専門的なアドバイザリーサービスを提供してきました。今後も、各企業がM&Aに伴う重大な課題を乗り切ることができるよう、豊富な経験と実績を活かし、M&Aの全般にわたるアドバイザリーサービスを提供します。

M&Aの成立のためには、対象企業または株主などの最終意思決定者と友好的な形でM&A交渉に臨むことが重要です。当社は、グローバルなネットワークを最大限に活用し対象企業へのアプローチを支援します。また、M&A成立のためには時々刻々と変化するディールの状況に対して、適切な状況判断と、柔軟な対応力、高度な意思決定が求められますが、当社は、利害関係者/関与者との調整を図りながら、プロセスを円滑に推進します。さらに多岐に亘る条件交渉においては、ハードな交渉力が求められます。当社は、高度な専門知識とノウハウ、豊富な経験により、交渉を優位に進めると共に、中立・第三者的な観点からのアドバイスを提供します。

M&Aを実行する際には、M&Aの対象となる会社や事業について、財務・税務の状況のみならず、買収に関わる環境、土地・建物、IT、人事等全ての視点から詳らかに調査・分析する必要があります。財務・税務デューデリジェンスは、財務会計上の過去数値を基に対象会社ないしは事業の実態把握、およびリスク抽出を主目的とし、デューデリジェンスによって検出された項目は、企業価値の算定、買収価格の決定、ディールストラクチャーの決定、株式譲渡契約書への反映(価格調整方法、表明保証・補償によるリスク緩和)、買収後の統合における課題(PMI)等へ反映します。ビジネスデューデリジェンスでは、管理会計や定性的情報、指揮者インタビュー等の外部リソースなどもインプットとし、対象会社の持つ将来の可能性とリスクについて把握し、事業計画の蓋然性を分析します。また、売り手のサイドでは、第三者的観点から売却時に論点になりうる点を抽出・整理をする作業が必要となります。
デロイトグループでは、高度な専門知識と豊富な実績に基づき、財務・税務デューデリジェンス、ビジネスデューデリジェンス、エキスパートデューデリジェンス、そしてベンダーデューデリジェンスを提供します。各専門が一体となることで、効果的かつ効率的なサービスの提供が可能です。

M&A、企業再編の成功への第一歩は、蓋然性の高い企業価値評価を行うことにあります。M&A、企業再編、事業統合、ファイナンス等を実施する際に株主を含む利害関係者への説明責任がより一層強まっています。M&A取引価値(事業価値、企業価値、株式価値)、各種比率の評価等を豊富な経験と高い専門性に基づきタイムリーかつ、高品質なサービスを提供します。

M&A取引のストラクチャー決定は最重要項目の一つであり、各取引当事者における影響を検討することが重要です。適切なストラクチャリングを行うには、ビジネス・財務・税務・法務等の多面的な視点からの総合的な知識・検討が必要になります。主な検討項目として、例えば、全体像、資本構成、資金調達、投資回収及び投資評価、取引時における税務上の譲渡損益の取扱い、外国人事業法の規制等が挙げられます。また、クロスボーダー案件においては各国の税務上の取扱いや潜在的規制リスク等の留意点を考慮する必要も生じます。検討を進めるにあたっては、選択可能なオプションの絞込み、選定されたオプションの詳細検討、交渉サポート・実行、の順で行うことが重要です。

税務ストラクチャリングの観点では、税務上の要件や各手法選択時に発生する個々の課税関係について検討する必要があると同時に、全体を通して税負担を不当に減少させる結果となっていないことに注意する必要があります。また、税務コストを定量化し、経営目的との関係で費用対効果を検討する必要も生じます。デロイトグループでは、M&Aや事業再編で起こりうるストラクチャーに関する税務等のアドバイス、代替案の比較検討を行います。