サービス

水素・アンモニアインフラ構築支援

技術・政策動向調査から、事業戦略立案、事業性・環境性評価及びパートナー構築等を支援します

デロイト トーマツ グループは、政策立案から、事業戦略立案、事業性・環境性評価、パートナー構築、水素プロジェクトの管理・効率的な運用支援等のクライアントの各フェーズに応じた支援が可能です。

カーボンニュートラル社会を実現するためには現在のエネルギーインフラの変革が必要となり、水素はその中核的な役割を担うことが期待されております。現在はほとんどマーケットがない状態ですが、2050年には国内で2,000万t-H2規模(年間数兆円規模)の市場が見込まれます。また、今後、エネルギートランジション加速化する中で、導入に対する公的な支援も期待されます。水素事業を将来の柱とするためには、市場形成以前に戦略的に技術・知見の獲得、事業実施のためのエコシスエムの形成、事業開始に向けたビジネスモデルの検討(パイロットプロジェクトの事業性・環境性の評価、成立に向けた課題・対応の方向性の検討)等が必要になります。

デロイト トーマツ グループは、政策立案から、事業戦略立案、事業性・環境性評価、パートナー構築、水素プロジェクトの管理・効率的な運用支援等のクライアントの各フェーズに応じた支援が可能です。

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技術・政策動向調査

デロイト トーマツ グループの国内外のネットワークを活用して、水素・アンモニアに係る国内外の技術・政策動向調査を実施いたします。具体的には、国内外の市場(いつ、どれぐらいの市場が立ち上がるのか?)、水素・事業に関係する制度・規制(電力システム、ガスインフラ等)、支援施策(補助金等)、グリーン水素等に係る認証制度の詳細を調査し、事業戦略を検討する際に参考となる情報を提供します。

事業戦略立案支援

いつごろ、どこで、どのような事業(提供価値、顧客、パートナー、差別化要因)をするのか?上記の調査を基に仮説を構築し、クライアント様の背景・強み等を踏まえ、水素サプライチェーンに係るビジネスモデルの構築を支援します。構築にあたっては、水素サプライチェーンの事業性や環境性(CO2削減効果等)の評価も実施いたします。ビジネスモデル構築のポイントは、水素事業単独だけでなく、電力事業(発電・需給調整・小売り)やガス事業、CO2削減事業、エネルギーの貯蔵事業等と連動させ、複数の価値を提供することが重要です。

デロイト トーマツ グループには、水素だけでなく、電力事業、ガス事業、モビリティ事業、環境事業等の様々な専門家が在籍しているため、実現可能性が高い事業モデルの構築やアクションプランの検討が可能です。

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パートナー構築支援

水素の事業を実現するためには、新しい技術開発(スタートアップ、大学との連携)、水素の供給と需要を一体で進めること、電力・ガス等の他のインフラとの連携、エンジニアリング会社との連携、グリーン水素の認証スキーム等の活用など、様々な新しい連携が必要となります。

デロイト トーマツ グループは、国内外の水素に係る政策立案、水素事業に関与し、関係者とのネットワークを有しております。それを活用して、クライアントのパートナ構築支援を実施することが可能です。

水素の事業実施に向けたFS等の支援

デロイト トーマツ グループは、水素社会の実現に向け地域におけるビジョン検討や水素サプライチェーンの構築に向けたFS(実現可能性調査)を各種パートナーと連携しながら複数実施しております。調査の全体設計・実施に加えて、実現に向けたステークホルダーとの調整を支援しております。以下、デロイトが実施・支援している事例になりますので、ご参照ください。

神戸・関西圏水素利活用協議会 協議会レポートを作成 ~水素社会の将来ビジョン整理と需給の定量化~
神戸・関西圏水素利活用協議会へ参画し、将来の持続的な社会および経済の両立と、日本企業・産業の新たな成長というゴールに向け、水素社会実現に向けた取り組みを行っています。

デロイト トーマツ、CO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた 「むつ小川原地区での水素地産地消モデル調査事業」を実施
「むつ小川原地区での水素地産地消モデル調査事業」では、同地区を中心として、東北地方における再生可能エネルギーを利用したCO2フリー水素の製造・貯蔵・利用モデルの構築を検証します。デロイト トーマツは、むつ小川原地域における水素製造ポテンシャルの試算や、むつ小川原地域及び東北地方における水素利用ポテンシャルの調査を実施します。

デロイト トーマツと日本製鋼所M&E、室蘭市が共同で、「水素とCCUを活用した『鉄の街』でのカーボンニュートラルな街づくりに関する調査」を実施
水素社会構築技術開発に向けて、「水素とCCU(Carbon dioxide capture and utilization) を活用した『鉄の街』でのカーボンニュートラルな街づくりに関する調査」を実施します。

官民6者連携による羽田空港及び周辺地域における水素利用の調査を行います!
日本の空の玄関口である東京国際空港及び周辺地域における、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて、CO2フリー水素利活用モデル構築を目指し本調査事業を行います。

「北海道大規模グリーン水素サプライチェーン構築調査事業」がNEDO事業で採択
北海道において大規模なグリーン水素サプライチェーンを構築するべく、本調査事業を行います。具体的には、北海道苫小牧地域に国内最大規模となる年間約1万トン規模のグリーン水素を製造する水電解装置(100MW級)を導入した場合における国産グリーン水素サプライチェーン構築の可能性を調査するとともに、余剰電力の有効利用や調整力としての活用に向けた検討を行います。

最後に

デロイト トーマツ グループは、上記に関連する水素・アンモニアに係るプロジェクトを多数経験しており、各種政策・技術情報、国内外の関係者とのネットワークを有しております。また、各種イベントや書籍執筆活動も積極的に行っております。コンサルティングに係る相談以外にも幅広く対応しておりますので、何かありましたらぜひお気軽にご連絡ください。
 

<関連資料>
カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギートランジション
カーボンニュートラルの実現に向けたエネルギートランジションに関して、日本のエネルギーシステムを分析し動向を取り上げ、より複雑化・多様化する将来像を検討しながら、将来のエネルギーシステムについて考察します。