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購買不正を防止・発見するためのリスク分析とモニタリング

分析ツールを活用し、不正のリスク分析とモニタリングを効率的に実施する(1)

購買プロセスは、見積、発注、入荷・検収、請求、支払までの一連のプロセスを指しますが、金銭の絡む業務プロセスであるため、不正の温床となりやすく、近年でもキックバック(取引金額の水増し)や架空請求などの不正請求が多く発生しています。購買不正を効果的に発見するためには取引特性や統制状況を考慮した上で不正リスクシナリオを検討し、また実効性のあるモニタリング体制を構築する必要があります。また、膨大なデータの解析に分析ツールを活用し、リスクの高いエリアに焦点を当て、適時にモニタリングを実施することが求められています。

購買不正の多くは税務調査や第三者の告発により発覚している

キックバックや架空発注に代表される購買不正は、第三者との共謀による証憑偽造や業務実態のないサービスの形で不正請求されるケースが多く見られます。

購買に関する膨大なデータの一部を抽出するサンプリング手法によるモニタリングでは、特定の取引の証憑確認に留まってしまい、業務に日々携わらない第三者が発見することが難しいという特徴があります。そのため、このような購買不正は税務調査における取引先への立ち入り調査、内部通報や取引先からの告発等により発覚するケースも少なくありません。

 

不正リスクシナリオの検討とモニタリング体制の構築が必須である

購買不正を効果的に発見するためには取引特性、業務プロセス、統制状況などを考慮した上で不正が生じ得るリスクシナリオの検討が重要です。また、不正のリスクが高い取引や部署が抽出されたとしても、適切にモニタリングが行われないと購買不正の発見・抑止という効果が十分に得られません。

そのため、各部署や各子会社に対するガバナンスの在り方を検討した上で、モニタリング計画、モニタリング手続の実施、結果の評価、改善策の策定・実行のサイクルが、適切に循環するような実効性のあるモニタリング体制の構築が重要となります。

【購買不正にかかるリスクシナリオ例】

購買不正にかかるリスクシナリオ例
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標準的な不正リスクシナリオを備えた分析ツールの活用が有効である

デロイト トーマツではグローバルを含む豊富な実績や経験に基づいた、標準的な不正リスクシナリオを備えた購買分析アプリケーション(Risk Analytics Connect)を有しており、初期投資を抑えながら最新の不正リスクシナリオに対応した分析を提供することが可能です。

分析ツールを活用することで日々収集される膨大な購買データを網羅的に適時に分析することができ、リスクの高い取引、部署、担当者、取引先を効率的に可視化(リスクスコアリング)し、リスクの高いエリアに焦点を当て、効果的にモニタリングを実施することができます。

【購買分析アプリによる分析のイメージ】

購買分析アプリによる分析のイメージ
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各分野の専門家が連携し、支援します

デロイト トーマツでは、購買不正の手口に精通した内部統制構築の専門家(オペレーショナルリスク)とデータ分析の専門家が連携し、リスクシナリオの検証及び不正リスク評価を行い、効果的かつ効率的に購買不正を未然に防止するような体制作りを支援します。

また、上記の体制作りの支援に留まらず、以下の実行支援も致します。

  • 教育研修の実施
  • モニタリングの実行支援 など

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