生成AI導入最先端からのInsight report

在シンガポール日系企業各位

生成AIが広く認知されて以降その進化のスピードは目覚ましく、業務の効率化をはじめとする組織改革を検討する上で、重要なオプションになりつつあると存じます。

その一方で発展途上のツールであり、かつ、急な出現であったため、業務への活用例、導入の検討方法、組織のナレッジ向上の仕方など、経験値が蓄積されている領域ではなく、各社、試行錯誤の過程にあると思います。

今回デロイトは、生成AIの利用で先進的な企業の経営者、CXOに対してアンケートを実施し、その結果をレポート（英語のみ）にまとめましたので、皆様に情報提供させていただきます。以下リンクよりレポートをダウンロードください。少しでも検討の助力になれば幸いです。

https://www2.deloitte.com/content/dam/Deloitte/sg/Documents/noindex/sea-iss-jsg-us-state-of-gen-ai-report.pdf

レポート概要

今回のアンケートでは2835件の回答（母集団の情報、アンケート手法はP33をご参照ください）を基に、8つのKey findingsを提示しています。回答には100社の日本企業も含まれています。

【Key findings項目例】

• 生成AIへの期待値は総じて高く、３年以内に業務変革に影響を与えると考えている回答者が多い（finding 1）
• 現状は、イノベーションや成長を目的とした活用よりも、業務効率、生産性の向上及びコスト削減に注目した利用が多い（finding 4）
• 生成AIへのレディネスの内、テクノロジー基盤、戦略といった領域における準備は進んでいるとの回答が多い。一方で生成AIに対するガバナンスやリスクへの対処といった領域ではレディネスが遅れており、また、従業員の教育・専門人材の獲得といったタレント領域も課題と認識する回答者が多い（finding 6）　など

また、レポート後段にはLooking aheadとしてKey findingsから洞察される今後の検討事項を示しています。

【Looking ahead例】

• いかに組織内の生成AIのナレッジを構築していくべきか
• 長期的な価値創造のために、どのようなスケールアップの方法が考えられるか
• 活用によって得られた効率性や生産性などのDividendsをどのように再投資していくべきか　など

本ニュースレターの問い合わせ、相談はSG Deloitte JSG <sgdeloittejsg@deloitte.com>までご連絡ください。