出版物

世界で稼ぐ人 中国に使われる人 日本でくすぶる人

2010年頃から「帰らざる橋」を私たちは渡り始めました。国内からグローバルに向かう橋、国内人材からグローバル人材へ向かう片道切符の橋です。問題はこの橋の渡り方です。逡巡する人、過去にとらわれる人、同質主義・悪平等主義にとらわれていることにも気づかない人。つまり「日本でくすぶる人」は、結局、「中国に使われる人」になります(「中」国とは日本の「中」にはいってくる「外」国の象徴です)。使われるならまだよいのですが、グローバル化とはある方の表現を借りれば、先進国のミドルクラスが新興国のミドルクラス並に貧しくなるプロセスなので、今までと同じ仕事をやっていれば、その人の給与は間違いなく下がり続けます。逆に、覚悟を決めてこの橋を渡り切って、グローバル世界に入って、グローバル人材になれば「世界で稼ぐ人」への道も開けます。必要以上に稼ぐことに興味のない方も、世界という彼岸に渡って、日本という此岸を振り返れば、なんであんな窮屈なところでくすぶっていたのだろうと思うのではないでしょうか。最近、上海で、英国から世界をみていた日本人コンサルタントの方と話をしましたが、そこでも本書執筆の出発点たる彼我のギャップを改めて痛感しました。本書では、グローバル側に渡るための3つの鍵、即ち「リーダーシップ」、「専門性」、「外交力」について具体的に解説しています。

 

書名

世界で稼ぐ人 中国に使われる人 日本でくすぶる人

出版

幻冬舎

編者

キャメル・ヤマモト(山本 成一)

価格

本体952円+税

出版

2011年2月

ISBN

978-4-344-01955-3

 

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