Posted: 14 May 2021 10 min. read

Supply Chain & Network Operations リーダー 岡野 敬介

DTC Technology 採用インタビュー

Supply Chain & Network Operationsユニットのリーダーを務める執行役員パートナーの岡野 敬介。彼がこだわるDeloitteならではのSCM (Supply Chain Management)領域におけるプロフェッショナル集団とは。最新事例を織り交ぜて、熱い思いを聞いた。

 

Supply Chain & Network Operationsユニットについて聞かせてください

 

デロイトトーマツコンサルティングが提供する多様なサービスの中で、主にSCM (Supply Chain Management) に関するサービスを提供させていただいているプロフェッショナル集団が、Supply Chain & Network Operations ユニットです。

  • 我々のミッションはクライアントの競争力強化への貢献です
  • 「Executable(実現可能な) コンサルティング」にこだわっています
  • 「斬新さ」に対して常に高い感度を持っています

我々は、「我々が持つケイパビリティで何ができるか?」ではなく「クライアントの経営課題を解決するために何が必要か?」という発想でコンサルティングサービスとそれに必要なプロフェッショナルを備えています。

一般的にSCMの対象となる調達、生産、物流といった領域に加えて、SCMの成否に大きなインパクトを与える設計開発領域のサービス、及び、Deloitteの海外メンバーファームと連携したグローバルワイドでのサービス提供ケイパビリティを備えているのもこの発想に立脚しています。一方で、SCMの対象範囲である幅広いオペレーション領域には、それぞれ先人たちの経験に基づく深い知見が存在します。

絵空事に終わらせず、実際にオペレーションを変革して効果が発現するところを見届けるためには我々コンサルタントがそれぞれに深い専門性を持つと同時に、SCMにおいて活用が大前提となってる最新のデジタル技術に関するケイパビリティについても常にアップデートを心掛けています。

Supply Chain & Network Operations リーダー
Supply Chain & Network Operations リーダー 岡野 敬介

 

実際、どのようなサービスを提供されているのでしょうか?

我々はクライアントのご期待に応えるために2つの意味でEnd to End をカバーするサービスを提供しています。ひとつは企業の「創って(設計・開発)」「買って(調達)」「作って(製造)」「売る(販売・物流)」という意味でのEnd to End、もう一つは、 改革を「構想して」「設計して」「導入して」「定着する」と言う意味でのEnd to End です。

  • 設計・開発、調達、生産、物流、アフタサービス領域までを End to End で支援
  • SCM戦略の策定、計画・設計、導入・定着に至る全てのフェーズを End to End で支援

調達、生産、物流、アフターサービスといった特定のオペレーション領域、さらにはそれぞれの領域における「計画」又は「実行」といった領域のいずれかにに閉じた、ピンポイントでの高度化、効率化といった改革ニーズはほぼ消滅しています。それはいわゆるAIやブロックチェーン、センシングといった要素技術の発展に加えて大量データを扱う処理能力の向上が著しいことに起因しています。

従来はあくまでも「コンピューターによる自動化」をいかに各オペレーションに適用してスピードアップ又は省力化するか、が主眼でしたが、発展著しい技術がこれまでのSCMの前提そのものを覆すほどのインパクトを持っているため、サプライチェーン及びエンジニアリングチェーン全体を「作り直す」ニーズが高まっています。

我々は特定領域に限らず、全てのオペレーション領域に関する専門家を擁しているため、SCM全体を対象にした改革ニーズに応えることのできる数少ないSCMプロフェッショナル集団であると自負しています。

 

最近のプロジェクト事例を教えてください

「DX」の波は大きなインパクトとしてSCM領域にも押し寄せています。我々が支援させていただいている昨今のSCM改革は、ほぼ全てデジタル技術の活用が前提になっています。

  • 次々世代のSCMを構想するプロジェクト(2年後に完成する現在構築中の次世代SCMのさらに次のSCMを最新技術の活用を前提にして構想する)
  • 「コンカレント」をコンセプトにした新たなサプライチェーンプランニングの実現

AI、ブロックチェーン、センシング……あらゆるデジタル技術の発展は著しく、これらの技術を自社の競争力向上のために一刻も早く取り入れたい……といったクライアントのニーズはますます高まるばかりです。我々は海外メンバーファームでの先進事例も駆使しながらこうしたニーズに応えるコンサルティングを実施しています。

また、さらに大きなインパクトは近年のデータ処理能力の飛躍的な向上によりもたらされています。これまでサプライチェーンに関わる各部門の連動は「連続/sequencre」が前提でしたが、各領域からの状況変化、意思決定が取り込まれた大量データに基づくシミュレーションが瞬時に実行可能となったことで、各部門が「同時/concurrent」に変化や意志を共有しながら業務を遂行できるようになりました。

我々はデジタル技術、最新のパッケージソフトウェアに対する感度を強く持ちながら、クライアントの競争力向上に貢献すべく、日々のコンサルティングを行っています。

 

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プロフェッショナル

岡野 敬介/Keisuke Okano

岡野 敬介/Keisuke Okano

デロイト トーマツ グループ テクノロジー・トランスフォーメーション リーダー | デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員 Enterprise Technology & Performance Offering Leader

製造業のオペレーション領域において、主にS&OP(Sales & Operations Planning)およびIBP(Integrated Business Planning)などをキーワードとしたマネジメント変革に従事している。 計画と実績の可視化、および意思決定プロセスの高度化による、経営判断と連動したサプライチェーンプランニングを実現するための構想策定、業務・IT設計、導入から定着化まで一貫したプロジェクト経験を豊富に有している。 当該領域の変革に欠かせないチェンジマネジメント手法、及び先進的なSupply Chain Planningツール(パッケージソフトウェア)についても深い知見を有しており、戦略の立案にとどまらず、戦略を確実に実現するためのコンサルティングに強みを持つ。 関連するサービス・インダストリー ・エンタープライズテクノロジー・パフォーマンス ・サプライチェーンマネジメント >> オンラインフォームよりお問い合わせ