ニュージーランドのサステナビリティ開示・保証の規制動向(2024年10月) ブックマークが追加されました
ナレッジ
ニュージーランドのサステナビリティ開示・保証の規制動向(2024年10月)
ニュージーランド外部報告審議会(XRB)は、気候基準および保証基準の改正案に関するコンサルテーションを公表
Aotearoa New Zealand Climate Standardsが2022年12月に公表されて以来、XRBは作成者から、信頼できるデータの入手、高いコストの負担、特定のトピックに関する包括的なガイダンスがない場合の開示方法などの課題に直面しているとのフィードバックを受けてきました。またステークホルダーは、上流および下流の企業から十分な信頼できるデータを入手することが困難であるため、スコープ3温室効果ガス (GHG)排出量の開示に対する保証を得ることについて懸念を示してきました。
これらのフィードバックに応えるために、XRBはNZ CS 2「Adoption of Aotearoa New Zealand Climate Standards」およびNZ SAE 1「Assurance Engagements over Greenhouse Gas Emissions Disclosures」の改正案を公表しました。
NZ CS 2の改正案は、特定の要求事項に関し現行の免除期間を1年延長するものです。また、スコープ3のGHG排出量開示に関する保証が2025年12月31日以後に終了する会計期間にのみに適用されるという新たな適用規定の導入も提案しています。NZ SAE 1の改正案は、新しい当規定との整合性を確保するためのものとなっています。
なお、コンサルテーション期間は2024年10月30日までとなっています。
XRBウェブサイト上のコンサルテーション文書へのアクセスはこちらを、公開草案へのアクセスはこちらクリックしてください。
原文(英語)は、Deloitte IAS Plusからご覧ください。
New Zealand XRB proposes amendments to climate and assurance standards
サステナビリティ開示・保証の最新規制動向
日本・ヨーロッパ・南北アメリカ・アジアパシフィックにおけるサステナビリティ開示・保証の規制に関する最新動向を取りまとめています。