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商社ビジネスのリスクに対応するためのデータ分析

データ分析によるリスクマネジメントの対応事例・最新動向

商社への豊富なサービス提供経験とデータ分析、ビックデータなどのサービスの知見を有するデロイト トーマツ グループのIT専門家が、商社ビジネスに適したデータ分析の対応事例・最新動向を紹介していく。

データの力を引き出せていますか?

ビックデータを活用し、ビジネス価値を創出するケースが増えている。

たとえば、大手ポイントカード運営事業者では、ポイントカードの利用履歴データを利用し、マーケティング・商品開発等に活かす活動を進めている。利用履歴データ分析によって浮き彫りになる消費者の嗜好を役立て商品開発を行い、ターゲットに合わせたマーケティングを展開することで、売上向上・コスト削減につなげる狙いだ。

データ利用の促進が見込まれる法制度の整備も進められている。2015年3月には、個人情報保護法の改正案が政府より公表された。現段階で審議中であるものの、個人情報を個人が特定できないように加工すれば、個人情報を提供した本人の同意がなくても第三者に提供できる枠組みが検討されている。

データ分析の本質は、データすなわち定量情報を様々な切り口・洞察により、定性情報へと変革あるいは可視化するプロセスを、本来のビジネスプロセスに統合することだ。データ分析の本質を理解し、データの力を引き出す組織は、強力な競争優位を得ることが可能となる。

データ分析によるリスクマネジメントの対応事例・最新動向

データ分析の効用が高まっている分野

今日、商社のビジネス環境はダイナミックに変化しており、同時にリスクも多様化・複雑化している。多様化・複雑化したリスクを適正にマネジメントしていく手段としても、データ分析は有効である。

本連載では、商社のビジネスに適合するリスクマネジメントに焦点をあて、ビックデータをはじめとするデータ分析の活用について紹介する。

【1】多種多様な事業ドメインに対応する収益性分析
多種多様な事業ドメインを有する商社にとって、事業ドメインごとの戦略(シナジーの追求)・経営資源の配分・収益計画のマネジメントは重要な成功要因である。特に収益についてはステークホルダーの関心が高く、ゆえにリスクが高いと考えるべきである。また、多種多様な事業ドメインは、多種多様なリスクを有すること意味している。ここでは、多種多様な事業ドメインを有する商社が取り組むべき収益分析について取り上げる。
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終わりに

ここで提言するアプローチは包括的な考え方であり、実際に適用する際には、各商社固有の状況を踏まえて、検討する必要がある事に留意していただきたい。ご不明な点や会社固有の検討等が必要の際は、お問合せいただきたい。

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