ナレッジ
オープンプラットフォームを活用した金融機関のデジタルトランスフォーメーション（DX）
～オープンバンキングを始めとした新たな攻め筋への挑戦～
オープンプラットフォームを活用した金融機関のDXが日本の金融に与える影響と可能性を、市場/ビジネス、テクノロジー、法規制（コンプライアンス）の視点から包括的に取り上げ、金融業への示唆を検討します。
DXに取り組む金融機関が増えていますが、変革の「手法・手段」への関心が先行し、どのようなビジネスモデルを目指すのかといった「狙い・目的」に関する議論は不足しがちではないか、との指摘もあります。デロイト トーマツ グループでは、「情報流通が飛躍的に広がっていく中で、如何に新たなエコシステム形成へ臨んでいくか」について道筋を示し、デジタル時代の新たな価値提案を見出しながら（或いは更なる先の未来へ向けて）、新しいビジネス／サービスの創造へ挑んでいくことを提唱しています。本稿では、オープンバンキングを出発点に、海外金融機関における新たなビジネスモデルの背景、動向、および戦略的な意図を紐解きつつ、改めて今、国内金融機関がデジタルトランスフォーメーションをどのように捉え・挑んでいくべきかを解説します。
オープンプラットフォームを活用した金融機関のDX
福井 良太／Ryota Fukui
有限責任監査法人トーマツ パートナー
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