出版物

保険ERM基礎講座 

保険会社経営の格に位置づけられたERMの発展と現在の運用、そして将来生じるパラダイムシフトの先を見据えたERMの行く先を解説しています。

本書は、2015 年10 月より、保険毎日新聞の「保険ERM 基礎講座」として約1年4 か月に渡り連載させていただいた内容を核にこれを一部再編集し、新たに、コーヒブレイク(事例紹介)、コラム(関連事項の解説)を追加したものです。

本書がテーマとする「ERM」は、”Enterprise Risk Management” の略語です。リスク管理の伝統的なツールとして、古くから活用されている保険において、”Risk Management” は切り離せない関係にあります。しかしながら、今日のようにERM の枠組みが体系化され、保険会社の経営管理体系として定着したのは、比較的最近のことです。

最近のERM への関心の高さは、保険会社をめぐる不確実性が飛躍的に増しているためと言えます。ただ昨今の関心の高さは、単に経営ツールとしての専門領域での関心に止まらず、社会一般が、日常生活の安心、地域社会の安全、地球環境に対して強く不確実性を意識するようになったことと無関係ではありません。

本書は、基礎講座と銘打っているように、上記の環境認識を踏まえ、不確実性やリスクと保険の関わり合いを広い視点から捉え、かつ実務の目線を踏まえて検討するものです。

 

目次

第Ⅰ章 保険ERMの過去・現在
第Ⅱ章 保険ERMの活用上の論点
第Ⅲ章 保険ERMの実践上の論点
第Ⅳ章 保険ERMの今後

 

書名

保険ERM基礎講座

出版社

保険毎日新聞社

著者

後藤 茂之 著

価格

本体2,400円+税

発売日

2017年4月7日

ISBN

978-4-892-93282-3

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