買収対象企業の選定(バイ)

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買収対象企業の選定(バイサイド)

M&A戦略の全体方針策定後、買収対象企業の選定作業(ターゲットスクリーニング)を行います。これは、M&A戦略を実行に移した際に、実際に買収対象として想定可能なターゲット候補を特定するプロセスです。

スクリーニングにあたって、まずはロング・リストを作成します。ロング・リストとは、買収対象としてのおおまかな基準を設定し、対象となりうる企業を広くリストアップしたものです。次に、ロング・リストをもとにショート・リストに絞り込みます。ショート・リストとは、対象会社との接触を念頭に置き、戦略上の重要性を考慮して設定した基準により対象会社を絞り込んだリストです。

スクリーニングにおける主な検討事項として、買い手の事業戦略との整合性、対象会社の概要・競争力、想定されるシナジーおよび買収可能性の確認等が挙げられます。

デロイト トーマツ グループでは、買収対象企業に与えられるメリット、買い手が享受するメリットなどを勘案しながら、最適な対象企業をリストアップするとともに、対象会社への最適なアプローチ方針や提案スキームに係るアドバイスを行います。具体的には、スクリーニング基準の設定、M&A対象企業(事業)のスクリーニングおよび予備調査、M&A対象企業(事業)の初期評価や、対象企業や個人の身許・プロフィール・信頼性に関する情報を収集・分析します。また、ターゲット企業が秘密保持契約を締結し、更に情報提供を行うことに同意した場合には、「デューデリジェンス」に進みます。