ライセンスおよび諸契約の問題解決・リスク対応

企業を取り巻く諸契約に関する環境

今日、多くの企業においては、企業グループ内ですべての事業活動が完結できる訳ではなく、外部企業に事業活動の一部を委託しています。

グローバル企業であればあるほど、企業戦略の一環として、製品の開発から製造、製品のマーケティングから物流、販売を、さらには知的財産（著作権、特許、商標、ブランドなど）の許諾・供与をグループ外の外部企業に依存・委託している度合が高いと言えます。

企業を取り巻くリスク

業務委託や提携に関わるリスクには様々なものがあります。主要なものを例示すると、以下のようになります。

• 経営戦略と合致しない提携をしてしまうリスク
• 不適切な提携先と提携してしまうリスク
• 期待した効果（例：管理コストの低減）が得られないリスク
• 提携先が法令違反を犯すリスク
• 提携先が正しい処理を行わないリスク

委託先・提携先に関するリスク管理体制

企業リスク管理体制（リスク認識、対応、モニタリングなど）は、委託先・提携先等の外部企業からの報告に依存していることが多いのが実情です。 つまり、グループ内であれば調査なり内部監査なりを実施するケースであっても、委託先や提携先となると、「信頼関係」のみに依存している場合がほとんどです。