画像生成AIを使用したワークショップを神山まるごと高専で開催 ブックマークが追加されました
2023年9月16-17日、デロイト トーマツ コンサルティングがスカラシップパートナーを務める神山まるごと高専の小学校5年生~中学3年生を対象とした、「神山まるごと高専presents 未来の学校FES 2023」で画像生成 AI を使ったワークショップ「画像生成 AIと『未来の学校』を作ろう」を開催しました。
Deloitte Digital エグゼクティブクリエイティブディレクターの八代圭が講師として登壇し、コンサルタントが学生たちをフォローしながら、AdobeのFireflyを使用したワークショップを行いました。
まず初めに、八代から画像生成AIの仕組みについて説明しました。画像生成AIを触ったこともない参加学生がほとんどでしたが、画像生成AIが文章をもとに画像を提示してくるまでには、画像を生み出す生成AIとそれが正しい画像か確認する判定AIが繰り返し学習していることなど、その仕組みを伝えました。
次に、画像生成AI(Adobe Firefly)かどんなものか、実際に使って体験してもらいました。お題は「宇宙で居眠りする猫」。このお題から思い描く絵はそれぞれ全然違うもの。それをどのようにAIに伝えたら思い通りの絵を描いてもらえるのか、参加学生はAIに伝える文章に工夫を凝らして、思い思いの絵を描きました。
「AIはすぐに絵を描いてくれてすごい!」と驚いた一方、自分たちのアイデアをしっかりと文章で伝える必要があるという側面も学びました。
「未来の学校」はどんなものなのか、考えを発散させるために学校からは一旦離れて、やってみたいこと、行ってみたいところという視点でアイデアを出し、それを学校に盛り込んでみるという形で進めました。
「火星にあって人間と宇宙人が一緒に学んでいる学校」や「自然の中にある円形のステージに3Dホログラムで先生が゙映し出され、それを囲む゙階段状のベンチには世界中の生徒が3Dホログラムの資料を見ながら授業を受けることのできる学校」といった様々なアイデアが飛び出し、参加学生たちはそれをAIにインプットして画像生成していきます。またそのバックストーリーまで考え、発表しました。
全体で数名に発表いただき、見たこともない学校の様子がスクリーンに映し出されると、会場がどよめき、発想力のすごさに驚きの声があがっていました。
9月16-17日の2日間で90分×8回実施し、計160名を超える参加者とともに「未来の学校」を考えました。学生からは、「AIはなんでも『いい感じ』にしてくれると思っていたけど、人間がちゃんと指示しなければならないことを学んだ」「『光の入らない海底』と指示しているのに、AIが生成した絵は、光が差し込んでいる絵になるので、AIに思い通りの画風を伝えるのに苦労した」「同じ『宇宙で居眠りする猫』と指示しているのに、全く違う作品が出てくることに驚いた」といった声をいただき、少しでもAIに触れる楽しさを感じ、生成AIと共存していく上で必要な観点を学んでいただけたのではないかと考えています。
デロイト トーマツ コンサルティングは神山まるごと高専との連携において「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成をしていくとともに、Adobe Fireflyに代表される画像生成AIを活用し、広く生成AIに関する知見を皆様にお伝えしていきます。
製造業、金融、サービス、運輸など幅広い業種に対する戦略コンサルティングに従事。中でもサステナビリティと企業経営の融合・一体化に向けた経営戦略や新規事業の策定、ブランディング、コミュニケーション戦略からデザイン・クリエイティブを用いた実装までを多く手掛ける。著書に『SDGsが問いかける経営の未来』(共著:日本経済新聞社)がある。 デロイト トーマツ コンサルティングのBranding & Marketing及びEducation Business Groupも担当 関連するサービス・インダストリー ・ モニター デロイト(ストラテジー) ・ CSV / Sustainability Strategy >> オンラインフォームよりお問い合わせ