Posted: 16 Apr. 2024 3 min. read

日本障害者リハビリテーション協会よりアジア太平洋障害者リーダー育成事業の研修生が来社

日本障害者リハビリテーション協会よりダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業の研修生にご来社いただきました。インドネシア、スリランカ、バングラデシュ出身の研修生にデロイト トーマツ グループで働くDiverse Abilitiesメンバーの様子をお伝えし、各国の障がいのある方の雇用や活躍推進の様子などの情報交換を行いました。

ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業では、「国連・アジア太平洋障害者の十年(1993~2002)」事業推進の一環として、各国・地域の障害者福祉の向上に寄与する人材育成を目的とし、1999年より当該研修事業を実施しています。
 

アジア太平洋地域の障がい当事者リーダーの育成を目指して

2024年2月26日、公益財団法人ダスキン愛の輪基金より業務委託を受けて日本障害者リハビリテーション協会が実施するダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業で来日し、日本で研修中のインドネシア、スリランカ、バングラデシュ出身の研修生を二重橋オフィスにお迎えしました。彼らは、第23期研修生です。研修を通して、国や地域、障がい種別を越えてネットワークを築き、地域社会のリーダーとして活躍することが期待されています。

参加者全員が会議室のモニターでImpact Monthの紹介映像を観ている様子

日英、そして手話通訳

視覚、聴覚、肢体の障がいのある研修生の皆さんに、デロイト トーマツ グループのDiverse Abilitiesメンバー活躍推進の取組みや、CSR活動についてそれぞれの担当者からお話させていただきました。日本語と英語の通訳、さらには手話通訳による情報保障がしっかりとされており、グループの登壇者も伝わりやすいように区切って話すなど工夫しました。研修生の皆さんは終始真剣な様子でした。

デロイト トーマツ グループの取り組みについて、職員が手話を交えて説明している様子

Diverse Abilitiesメンバーから

さらに、実際にデロイト トーマツ グループで就業しているDiverse Abilitiesメンバーから日常生活や現在の業務内容についてご紹介しました。今回は視覚、聴覚の障がいのあるメンバーが中心となって日々の業務の様子をお伝えしました。ともに、パソコンによる業務遂行を可能にするためにZoomやTeamsで音声を文字に変換するツールや、携帯電話を使って音声を文字にするアプリ、拡大読書器、音声読上げソフトと様々なツールをはじめ、働く環境がきめ細かに整備されていることに触れると、研修生は自国で環境との違いに驚いていました。

Diverse Abilitiesメンバーの日々の仕事について、職員が説明している様子

オフィス見学の様子

新東京ビルにあるDeloitte Tohmatsu Innovation Parkの講堂や、二重橋オフィスにあるDiverse Abilitiesメンバーで運営するdei Caféをご案内しました。研修生の皆さんにはオフィス見学を楽しんでいただき、dei Caféのスムージーも気に入っていただけたようでした。

 

研修生の皆さんとの情報交換を通して、各国によって障がい者雇用の取組み状況が異なることを学びました。研修生の皆さんは、自国での状況に比べ日本の障がい者雇用の取り組みが進んでいることに驚かれていました。今回ご紹介させていただいたデロイト トーマツ グループにおける取り組み事例が、研修生の皆さんがそれぞれの国で当事者リーダーとして活躍されていく際のご参考になれば光栄です。私たちも今後もDiverse Abilitiesメンバーのさらなる活躍推進に取り組んでいきます。

デロイト トーマツ グループのCSRについて