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FC今治 岡田武史オーナー × DTC代表執行役社長 近藤 聡

スペシャルインタビュー

デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)は、四国サッカーリーグ所属・FC今治のトップパートナーとして、スポーツを通じた国際交流や地方創生のビジョン実現に向けた“リスタート期”を応援しています。FC今治が目指していることや、DTCがこれからどのようにFC今治を応援するのか、FC今治岡田武史オーナーとDTC代表執行役社長近藤聡のインタビューでご紹介します。

世界で勝てる日本サッカーの“型”を創る スポーツを通じた国際交流、地方創生にも貢献

FC今治を通じて実現したいことはどのようなことでしょうか?

岡田オーナー:

第一に、育成年代からトップまで通じる、日本独自のサッカーの“型”を創りたいと思います。新しいサッカーのプレーモデルを創って、世界に通じる日本のサッカーづくりにチャレンジしたい。

それと共に、サッカーだけではなく、スポーツを通じて街を元気にしたい。今治は16万人の人口が減少している街ですが、街一丸となってFC今治に取り組んで、育成に携わりたいという人、指導者の勉強をしたい人……いろいろな人が日本全国、そしてアジアからも来てくれるような街にしたいと思います。スポーツは、政治や経済より1ランク下と思われているかもしれないけれど、スポーツには人を動かす力があると思います。スポーツを通じてみんなを笑顔に、そして気がついたら今治がコスモポリタンな街になっている……ということを夢見ています。
 

DTCはなぜFC今治のトップパートナーになったのでしょうか?これからどのようにFC今治を応援していくのでしょうか?

近藤:

岡田さんには、昨年からDTCの特任上級顧問を担って頂いています。私はどちらかというと岡田さんがクラブのオーナーになるのではなく、日本代表の監督を再度受けられるのではと思っていたのですが(笑)。

その関係があるなかで、今治という地で、ゼロベースで新しいチームを創っていくということ、スポーツを通じた地方創生の取り組みそのものに共感したからです。我々DTCも、社会課題解決や新産業の創出に取り組んでおり、新しい事を仕掛ける、取り組む姿勢がありますが、こうしたマインドセットにも強く共感できたことから、ぜひやりましょう、ということになりました。

せっかくサッカーというスポーツを通じてということですので、DTCとして共感してスポンサーになったことを示すために、トップスポンサーとしてユニフォームの胸にロゴを入れて頂きました。

また、日本では、英マンチェスター・ユナイテッドのようにビジネス上成功しているスポーツチームはほんの一握りしかいないのが現状です。経営コンサルティングファームとして、スポーツビジネスそのものを通じて、地方創生にも貢献したい。それは、我々の仕事にも密接に関係するし、大変意義があることだと思っています。

日本のスポーツビジネスが成功していく道

トップパートナーであるDTCに期待することはどのようなことでしょうか?

岡田オーナー:

近藤さんの話にもありましたが、今の日本のスポーツビジネスは“タニマチ”探しになってしまっています。そうではなく、欧米のように本当にビジネスとして価値がある。だからこそ、スポンサードする、一緒に経営を行う、という形を作りたい。日本のスポーツビジネスが成功していく道を、プロフェッショナルであるデロイトと一緒に模索したいと思います。

“型”についてももう少し教えてください。

岡田オーナー:

自分の名前を入れるのに本当は抵抗があったのですが、“岡田メソッド”と呼んでいます。2014ワールドカップ(ブラジル大会)の最中、スペイン人のコーチと話していたときに、「スペインにはプレーするときに“型”、つまりプレーモデルがあるが、日本にはないのか」と聞かれ、驚いたことがあります。日本ではサッカーというのは「自己判断の競技」だから“型”にはめちゃいけない。指導もコーチングといって質問形式でやっていました。あれだけ自由奔放にやっているスペインに“型”があると聞いて、びっくりしました。

「その“型”って何なんだ?」という議論を重ねた結果、「自由なところから自由な発想」や「何もないところから驚くような発想」は出ない。“型”があるから、それを破って、驚くような発想、自由な発想がでるのだということに辿り着きました。“型”は、分りやすくいうと「共通認識」のようなものです。例えば日本人が世界で勝つためにはペナルティエリアの端の二アーゾーンを取らなければいけない。そこに1人が入ったときには必ず、こことここには2人が走っていないといけない。一瞬一瞬に皆が同じ絵を描いている。そういうものを作っていかなければいけない、それが“型”だと思っています。

“型”はコンサルティング業界にも通じるものがあると思いますが今の話を受けてどのように思いますか?

近藤:

私も昔サッカーをしていて、南米の選手は自由奔放という話を聞いていたので、岡田さんの話をお聞きしたときには確かにそうだなと思いました。“型”を創って、守って、破って、またそこから離れていく。独自のものを創り出して行く、といったことは当然ビジネスでも同じだと思います。コンサルタントでいえば、まず、どのようなことをし、何を話さなければいけないのかという基本があって、そこからそれぞれの独自の得意分野を増やしていくので、やはりベースがあるのだと思います。ですので、驚く話ではありましたが納得する話でした。

“岡田メソッド”を取り入れた新体制下のシーズンがスタート 目標はもちろん、地域リーグ優勝

オーナーになって初めてのシーズンがスタートしましたが、今シーズンの目標や注目のポイントは何でしょうか?

岡田オーナー:

目標は、もちろん優勝です。そして、地域決勝大会に出場して、JFLに上がること。実は、経営関連で飛び回っていて現場をあまり見られていないんです。途中でユニフォームを着て、グラウンドに出なきゃいけなくなったら困るな、と思っていますが(笑)、きっとやってくれると思います。今年セレクションをして、新しい選手が5名加わりました。それでもまだJリーグにはいけない選手たちです。FC今治は、完全なプロではないので、みんな普段は働いている。レベル的には決して高い選手ではありません。

しかし、今我々がつくっているメソッドを取り入れていっているので、それが機能すればチーム力を充分向上できると思っています。誰か個人に期待するのではなく、全体として実現したいサッカーができているか、という点に焦点をおいています。

ですので、ぜひチーム全体を観ていただきたいと思っています。
 

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