ニュースリリース

デロイト トーマツ、神田外語大学へセールスフォース・ドットコムの「Education Cloud」を基盤としたeポートフォリオの導入を支援

学生情報の統合と学びの可視化を同時に実現することで、学びの質向上を推進。ポストコロナ時代の学校教育を見据え、デジタル活用を支援

2021年5月10日

デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役社長 佐瀬真人、以下「DTC」)は、株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース・ドットコム)の大学向けソリューション「Education Cloud」を基盤とした、神田外語大学(千葉市美浜区、学長 宮内孝久)独自のeポートフォリオ「KUIS*1ポートフォリオ」の開発、導入を支援しました。

新型コロナウィルスの影響でリモート授業が導入されるなど、昨今急速に変化する教育現場においてデジタル技術の積極的な導入が急務となっており、リモートと対面を組み合わせたポストコロナ時代の教育手法の具現化に向けて大きく動き始めています。

中でも、学生の学校生活における活動実績をデジタルデータとして記録・管理するeポートフォリオは、デジタル化が進む現代の教育現場におけるキーとして注目を集めています。しかし、独立したシステムとして導入されてきたことで学生情報が分散し、また対応する部門も異なることから、大学が提供するあらゆる学生サービスとのシナジーを活かしきれていないケースが多くみられます。

DTCは、このような課題に対応するため、「KUISポートフォリオ」の導入において、海外の大学で実績を数多く有し、情報統合と一元化の思想のもとに作られたプラットフォームであるセールスフォース・ドットコムの「Education Cloud」を基盤として、その開発を支援しました。

Education Cloudに関する詳細は、2021年4月28日に日本向けローンチの発表がされたセールスフォース・ドットコムのニュースリリースをご確認ください。

セールスフォース・ドットコム、「Education Cloud」の基盤となる 「Education Data Architecture」を日本で提供開始(外部サイト)

KUISポートフォリオは、学生の履修・学習履歴データや成績データと連動し、自身の学修状況が可視化できるクラウドシステムで、目標設定、学習サイクルの記録、教職員、先輩学生で構成されるアドバイザーからのフィードバック実施といった機能を備えています。モバイルでの利用も可能なUI/UXを採用しており、学生の積極的なアクセスが期待され、日々の記録により学びが可視化できることで、こころの変容や考え方の特長を明確に把握し、自立学習が促進されます。講義やゼミなど学内での学習機会だけでなく、これまで大学がリーチすることが難しいとされていた自主的かつ自発的なボランティア活動やインターンシップなどの課外活動も学習機会と捉え記録することで、さらなる成長の糧にすることができます。また、教務システムやLMS(Learning Management System)の学習状況と連携し、大学での学びをあらゆる角度から総合的に可視化できます。

今後は、教務への問合せやキャリア相談といった学生とのコミュニケーションも同一プラットフォームで実現を目指します。このようにKUISポートフォリオ内に従来教務やキャリアなど部門に閉じていた学生情報を一元化することで、教職員は学生を部門横断的にサポートでき、個々の学生に寄り添ったアドバイスが可能になります。さらに、卒業生との連携が活発化することで、大学へのロイヤリティの向上が実現できます。

デロイト トーマツ グループは、教育分野におけるデジタル化とそれによる教育の質向上を推進するべく、各大学や学生の要件に合わせたeポートフォリオを構築、提供しています。ポストコロナ時代における教育現場の革新的なソリューションとして、また、学生ひとりひとりの成長に寄り添ったオーダーメイドサポートとして活用できるeポートフォリオの導入を支援することで、学習者本位の教育、学びの質向上の実現に貢献していきます。

KUISポートフォリオに関する詳細は、神田外語大学からの発表をご確認ください。

神田外語大学(KUIS)、セールスフォース・ドットコムのEducation Cloud を国内私立大学として初採用、デロイト トーマツが導入を支援~学生情報の統合と学びの可視化を同時に実現~(外部サイト)

*1 KUIS: 神田外語大学の略称 (Kanda University of International Studiesの略)

 

関連するURL

報道機関の方からの問い合わせ先

デロイト トーマツ グループ
広報担当 高橋、高木
Tel: 03-6213-3210
Email: press-release@tohmatsu.co.jp

デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイト アジア パシフィック リミテッドおよびデロイトネットワークのメンバーであるデロイト トーマツ合同会社ならびにそのグループ法人(有限責任監査法人トーマツ、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ税理士法人、DT弁護士法人およびデロイト トーマツ コーポレート ソリューション合同会社を含む)の総称です。デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市以上に1万名を超える専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細はデロイト トーマツ グループWebサイト(www.deloitte.com/jp)をご覧ください。

Deloitte(デロイト)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(“DTTL”)、そのグローバルネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびそれらの関係法人(総称して“デロイトネットワーク”)のひとつまたは複数を指します。DTTL(または“Deloitte Global”)ならびに各メンバーファームおよび関係法人はそれぞれ法的に独立した別個の組織体であり、第三者に関して相互に義務を課しまたは拘束させることはありません。DTTLおよびDTTLの各メンバーファームならびに関係法人は、自らの作為および不作為についてのみ責任を負い、互いに他のファームまたは関係法人の作為および不作為について責任を負うものではありません。DTTLはクライアントへのサービス提供を行いません。詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください。

デロイト アジア パシフィック リミテッドはDTTLのメンバーファームであり、保証有限責任会社です。デロイト アジア パシフィック リミテッドのメンバーおよびそれらの関係法人は、それぞれ法的に独立した別個の組織体であり、アジア パシフィックにおける100を超える都市(オークランド、バンコク、北京、ハノイ、香港、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、メルボルン、大阪、ソウル、上海、シンガポール、シドニー、台北、東京を含む)にてサービスを提供しています。

Deloitte(デロイト)は、監査・保証業務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、税務およびこれらに関連するプロフェッショナルサービスの分野で世界最大級の規模を有し、150を超える国・地域にわたるメンバーファームや関係法人のグローバルネットワーク(総称して“デロイトネットワーク”)を通じFortune Global 500®の8割の企業に対してサービスを提供しています。“Making an impact that matters”を自らの使命とするデロイトの約312,000名の専門家については、(www.deloitte.com)をご覧ください。