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【Audit Innovation 職員インタビュー】 ITセキュリティスペシャリスト

トーマツでの活動を起点に、業界のセキュリティ強化やガバナンス向上への貢献を目指す

監査業務の高度化・効率化のため、独自のITツールやインフラ基盤の整備を積極的に進める有限責任監査法人トーマツ。日々複雑度が増し高度化が求められる監査に関するITセキュリティ業務に携わる中で感じる日々の思いや魅力について、インタビューを通じて紹介します。

防衛産業、金融業界でキャリアを積み、監査業界へ

まずは、自己紹介をお願いいたします

Audit Innovationで、ITセキュリティ領域に関与している東です。バイクが趣味で、20年以上前のバイクを少しずつメンテナンスしながら乗っています。工場では、修理パーツがないかもしれない、と言われる事が度々ありドキドキするのですが、修理に必要なパーツを探したりすることも含めて楽しんでいます。

昨今の社会的な事情も鑑みて、あまり遠出はできていませんが、近場を走りながらリフレッシュしています。チームメンバーにもバイク好きがいるので、落ち着いたら皆で一緒にツーリングに出かけたいと思っています。

 

トーマツに入社したきっかけを、聞かせてください

専門領域が明確な業界で業務に携わりたいと考え、防衛産業向けにサービスを提供する大手SIerのグループ会社へ新卒で入社し、キャリアをスタートしました。10年ほどシステムエンジニアとして業務に従事した後、自社でサービスを提供する事業会社で経験を積みたいと考え、社会インフラを提供する大手金融機関へ転職しました。

システムの企画から構築まで担当していたのですが、ITセキュリティに関連する案件を担当する機会があり、その時に、これこそが自分のキャリアで追求したいことだと確信しました。ただ、大きな組織であったため業務が細分化されており、携われるセキュリティ領域も限られていました。より広い範囲のセキュリティ業務に携わりたいと考えていたところ、業務変革・DXに関わるセキュリティ担当を募集しており、資本市場を支える監査業務において幅広い領域を担えるとのことで、トーマツへの入社を決意しました。

 

攻めと守りのバランスをとりながら、インパクトをもたらしたい

トーマツへ入社後、どのような業務を担当していますか?

トーマツでは、監査業務の高度化・効率化のため、独自のITツールやインフラ開発を積極的に進めています。そのため、関与する領域も広範で、アプリからインフラまでマルチレイヤ―で、セキュリティ業務に携わっています。

私が所属しているAudit Innovationは業務変革を進めていく、ある意味攻めの姿勢を強く持つ部門です。その中で、セキュリティのプロフェッショナルとして常に考えるのは、社内外のユーザーが安心して利用いただけるために必要な事が何かということです。変革を進める攻めの部分と、安心安全を届ける守りの部分を、いかにバランスよく実装していくのかというのは難しく、やりがいのある仕事だと感じます。最適解に向けて必要なパーツを探しながら自ら組み立てていく点は、趣味のバイクにも通じるところがあります。

また、トーマツの特徴として、システムやツールの利用ユーザーとの距離感が近いという感覚があります。トーマツ内のユーザーに直接ヒアリングできるのはもちろん、会計士を通じて社外のユーザーの感想やフィードバックをいただくことができます。携わったシステムが、会計士や被監査会社にどのような影響を与えているか、どのような反響があったかを肌で感じることができる点は、大きな魅力です。生の声を直接得られる環境だからこそ、期待値の把握が容易にでき、その声に応えることはもちろん、先を読み備えることで、未来に向けた監査業務の変革や、高い品質の監査業務の提供にセキュリティ面から貢献ができると思っています。

 

トーマツだけでなく、業界としてのセキュリティやガバナンス向上に貢献したい

今後どのようなことに挑戦をしていきたいですか?

監査における業務変革に関わるシステムやツールは年々増え、システム間の連携や扱うデータ量も右肩上がりに増加し続けており、この流れはさらに加速すると思います。業務における影響範囲が広がるのと比例して私たちの守備範囲も広がり、技術やノウハウ、それらを管理統制するチームの強化が求められます。デロイト グローバルの方針や基準を満たしつつ、かつ、それだけに頼らず、自ら考えて追加要件の必要性も検討し、実装する。そういった一つ一つを積み重ねることが、高品質な監査を提供するベースになると思います。

また、監査という業務が社会的な基盤であるからこそ、デロイトやトーマツが独自に行う施策だけでなく、業界全体として行えることもあります。実際に、大手監査法人で設立したジョイントベンチャーの業務にも関わる機会があり、スタートアップに近い環境で業務に関与する面白さを感じる一方で、責任の重さを感じています。

トーマツの活動を起点に、業界全体のセキュリティやガバナンスの向上に寄与する。そのようなビジョンを持って、業務に取り組んでいきたいと考えています。


最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

Audit Innovationは、施策の企画・実行、システム用語で言えば設計・開発・運用とそれを支える仕組み作りまで行うことで、前例のない施策を法人内外に展開しており、非常に幅広い業務に携われる環境です。そのため、自ら枠を設けてしまわずに様々な業務に取り組み、自身の可能性を広げていきたい方が活躍できると思います。また、新しいことや、チャレンジングなことを楽しみ、チームとして各種施策に取り組める方が向いていると思います。

よりよいものを切磋琢磨しながら共に作っていける方と一緒に業務が進められることを、楽しみにしています。

有限責任監査法人トーマツ
Audit Innovation ITセキュリティスペシャリスト
東 龍志

IT分野を専門とし、社会的にミッションクリティカルな大規模インフラにおける、幅広いIT実務経験を有する。有限責任監査法人トーマツに入社後、監査業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に向け、Audit InnovationのITセキュリティスペシャリストとして、セキュリティ・ガバナンス領域の業務に従事している。

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