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国際会計基準審議会(IASB)が、4月の臨時会議を受けてワーク・プランの更新を公表  

IAS Plus 2020.04.18

IASBの2020年4月の臨時会議を受けて改訂されたワーク・プランでは、Covid-19の影響により、基準設定プロジェクト及びメンテナンス・プロジェクトの多くプロジェクトについてプランの時期が変更されている。

国際会計基準審議会(IASB)の2020年4月の臨時会議を受けて、会議の結果に伴う変更および2020年3月に改訂されたワーク・プランからのその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。
Covid-19の状況下、多数の変更があった。

以下は、2020年3月27日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • IASBは、公開草案「全般的な表示及び開示」のコメント期間を2020年9月30日まで延長した。

 

メンテナンス・プロジェクト

  • 会計方針の見積りと変更-最終修正は2020年第4四半期を予定している。(以前は日程は示されていなかった)
  • IFRS第17号「保険契約」の修正-最終修正は2020年6月を予定している。(以前は2020年第2四半期)
  • 単一の取引から生じた資産および負債に関連する繰延税金(IAS第12号の修正-公開草案のフィードバックは2020年6月を予定している。(以前は2020年第2四半期)
  • 開示イニシアティブ-会計方針-前回のワーク・プランは公開草案のフィードバックの議論だった(日程は示されていない)が、今回より最終修正に変更され2020年第4四半期に予定されている。(再審議は行われていない)
  • 開示イニシアティブ-開示レビュー-公開草案の公表は2021年上半期を予定している。
  • IBOR改革とその財務報告への影響-第2フェーズ-2020年4月9日に公表された。受け取ったフィードバックの議論は2020年第3四半期を予定している。(以前は2020年下半期)
  • IFRS第16号とCovid-19- 新規プロジェクトとしてワーク・プランに追加された。公開草案が2020年4月27日までに予定されている。
  • IASBは、中小企業向けIFRSの包括的なレビューの情報要請のコメント期限を2020年10月27日まで延長した。

 

リサーチ・プロジェクト

  • 共通支配下の企業結合-ディスカッション・ペーパーは2020年第3四半期に予定されている。(以前は2020年第2四半期)
  • 動的リスク管理-中核的なモデルの開発は2020年下半期を予定している。(以前は2020年第2四半期)
  • 採掘活動-リサーチ結果の協議は2020年6月に予定されている(以前は2020年第2四半期)
  • のれん及び減損-ディスカッション・ペーパーの受け取ったフィードバックの議論は2021年上半期に予定されている(以前は2020年下半期)。ディスカッション・ペーパー「企業結合-開示、のれん及び減損」のコメント期間は、2020年12月31日に延長された。
  • IFRS10、IFRS11、及びIFRS12の適用後のレビュー-前回のワーク・プランでは、リサーチレビューは2020年4月と発表された。現在は情報要請が2020年第4四半期とされている。

 

その他のプロジェクト

  • 2020年アジェンダ協議-情報要請は2021年上半期に予定されている。(以前は2020年下半期)

 

上記は、2020年3月27日と2020年4月18日のワーク・プランの忠実な比較である。


 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※2)からアクセスできる。

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)が、COVID-19の拡大を考慮してワーク・プランの更新を公表 」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IASB-英語)

 

IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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