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IFRS財団、改訂デュー・プロセス・ハンドブックを公表
IAS Plus 2020.08.21
IFRS財団の評議員会は、IFRS財団の更新デュー・プロセス・ハンドブックを公表した。最も重要な変更点は、解釈指針委員会によって公表されたアジェンダ決定の権威の明確化、及びIASBがアジェンダ決定に投票し同意することを要求する追加のデュー・プロセス・ステップに関するものである。
IFRS財団の評議員会は、IFRS財団の更新デュー・プロセス・ハンドブックを公表した。最も重要な変更点は、解釈指針委員会によって公表されたアジェンダ決定の権威の明確化、及びIASBがアジェンダ決定に投票し同意することを要求する追加のデュー・プロセス・ステップに関するものである。
当ハンドブックは、アジェンダ決定にはIFRSの地位がなく、基準の要求事項を追加または変更することはできないことを、引き続き記述している。しかし、当ハンドブックは、多くの場合、アジェンダ決定には、IFRSの原則及び要求事項をアジェンダ決定に記載されている取引または事実パターンにどのように適用されるかを説明する説明資料が含まれていることも記述している。これらの説明が「IFRS基準における原則及び要求事項の企業の理解を変えるかもしれない(might change)追加の洞察を提供する場合がある (may provide)」ため、ハンドブックは、企業がアジェンダ決定の結果として会計方針を変更する必要があると判断するかもしれない(might determine)と記述している。ハンドブックは続けて、「企業が当該決定を行い、必要な会計方針の変更を実施するのに十分な時間を与えられることが見込まれる」と記述している。
アジェンダ決定に関する追加のデュー・プロセス・ステップは、IASBが当該アジェンダ決定に反対するかどうかを質問されることからなる。次の 2つの側面が検討される。
4名以上の理事が反対した場合、アジェンダ決定は公表されず、IASBが進め方を決定する。
IASBのWeb サイトで以下の追加情報をクリックしてください。
》プレスリリース(英語)
》改訂デュー・プロセス・ハンドブック(英語)
》デュー・プロセス・ハンドブックの変更を反映する狭い範囲の修正を含む修正IFRS財団定款(英語)
》プロジェクトの概要及びフィードバック文書(英語)
》IFRS財団評議委員会のデュー・プロセス監視委員会の議長アラン・ベラー氏による、デュー・プロセス及びそれが重要な理由についての記事(英語)