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国際会計基準審議会(IASB)が、1月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表
IAS Plus 2021.01.29
IASBの2021年1月に改訂されたワーク・プランでは、基準設定プロジェクトおよびメンテナンス・プロジェクトの複数のプロジェクトについて時期が変更されている。
国際会計基準審議会(IASB)の2021年1月に改訂されたワーク・プラン及びその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は、IASBが最近公表した公開草案及び修正IFRSによるものである。
以下は、2020年12月18日の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
基準設定プロジェクト
- 開示イニシアティブ-SMEsである子会社-公開草案(ディスカッション・ペーパーではない)とすることを決定し、2021年下半期を予定している。
- 開示イニシアティブ-的を絞った基準レベルでの開示のレビュー-公開草案は2021年3月を予定している(以前は2021年第1四半期)。
- 資本の特徴を有する金融商品-新たに基準設定プロジェクトに追加された。
- 基本財務諸表-次のマイルストンを新基準の設定としたが、期日は未定。
- 料金規制対象活動-公開草案が2021年1月28日に公表された。受け取ったフィードバックの議論は2021年下半期を予定している。
メンテナンス・プロジェクト
- 交換可能性の欠如(IAS21の修正)-公開草案は2021年3月を予定している(以前は2021年第1四半期)。
- セール・アンド・リースバック取引のリース負債-公開草案のフィードバックは2021年第2四半期を予定している(以前は2021年上半期)。
リサーチ・プロジェクト
- のれんと減損-ディスカッション・ペーパーのフィードバックは2021年3月を予定している(以前は2021年第1四半期)。
- 中小企業向けIFRSの包括的なレビュー第2回-プロジェクトの方向性は2021年を予定している(以前は2021年第1四半期)。
その他のプロジェクト
- IFRSタクソノミの更新-IAS第1号 、IAS第8号及びIFRS実務記述書第2号-IFRSタクソノミの更新案は2021年第2四半期を予定している(以前は2021年2月)。
- IFRSタクソノミの更新-IFRS第17号、IFRS第4号及びIAS第16号の修正、)-IFRSタクソノミの更新は2021年3月を予定している(以前は2021年第1四半期)。
- サステナビリティ報告-コンサルテーションペーパーのフィードバックの期日は削除されたが、IASBウェブサイトにおいて、フィードバックについての議論を、2021年2月1日に開始することが明らかにされている。
- 第3回アジェンダ協議-2020年アジェンダ協議から名称変更。情報要請は2021年3月に予定している(以前は2021年第1四半期)。
上記は、2020年12月18日と2021年1月29日のワーク・プランの忠実な比較である。
現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※1)からアクセスできる。
》IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)
※1》 ‘Work plan’(IASB-英語)