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IFRS財団の評議員会は、サステナビリティ・ワーキング・グループを発表  

IAS Plus 2021.03.22

グローバルなサステナビリティ報告基準についてのコンバージェンスを加速し、IFRS財団のガバナンスの下での潜在的な国際的な報告基準の審議会に対するテクニカルな準備に着手するため、IFRS財団の評議員会はワーキング・グループを設立した。

グローバルなサステナビリティ報告基準についてのコンバージェンスを加速し、IFRS財団のガバナンスの下での潜在的な国際的な報告基準の審議会に対するテクニカルな準備に着手するため、IFRS財団の評議員会はワーキング・グループを設立した。
 

ワーキング・グループは、サステナビリティ報告基準の連結を促進し、分裂を低減する目的で、企業価値報告に焦点を合わせたイニシアチブに構造的な関与(structured engagement)を提供することを意図している。ワーキング・グループは、IFRS財団が議長となり、財務報告との接続の必要性を踏まえ、IASBからの参加者も含まれる。証券監督者国際機構(IOSCO)は、オブザーバーとしてワーキング・グループに参加する。

ワーキング・グループのメンバーは、以下のとおりである。

  • 金融安定理事会の気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)
  • バリュー・レポーティング財団(Value Reporting Foundation)、国際統合報告評議会(IIRC)とサステナビリティ会計基準審議会(SASB)の合併予定の組織
  • 気候変動開示基準委員会(CDSB)
  • 世界経済フォーラム(WEF)

そのプロセスにわたって、ワーキング・グループは、グローバル・レポーティング・イニシアティブ(GRI)及び気候開示プロジェクト(CDP)とも緊密に協議を行う。

ワーキング・グループの初回の会議は、2021年4月に開催する予定である。

詳細な情報は、IASBのWebサイト(英語版)のプレス・リリース(IASBののWebサイト-英語※1)を参照いただきたい。

 

※1》IFRS Foundation Trustees announce working group to accelerate convergence in global sustainability reporting standards focused on enterprise value(IASB-英語)

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