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国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が、2022年10月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

IAS Plus 2022.10.25  

IASB及びISSBの2022年10月に改訂されたワーク・プランでは、メンテナンス・プロジェクトに「金融商品の分類および測定の修正」が追加された。

2022年10月の国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の会議を受け、ワーク・プランが前回更新された2022年9月以来、どのような変更及びその他の進展があったかを理解するために、ワーク・プランを分析した。

以下は、2022年9月26日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の前回の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 「気候関連開示」
    次のステップはIFRSサステナビリティ開示基準の公表である(予定の記載なし)。
  • 「金融資産の契約上のキャッシュ・フローの特性」
    本プロジェクトはメンテナンス・プロジェクトに新たに追加された「金融商品の分類および測定の修正」の一部である。
  • 「開示イニシアティブ-的を絞った基準レベルでの開示のレビュー」
    IASBは公開草案のいずれの部分も続けないことを決定(IAS PlusのWebサイト-英語※ 2)した。プロジェクトの要約の公表が2023年第1四半期に予定されている。
  • 「サステナビリティ関連財務情報開示に関する全般的要求事項」
    次のステップはIFRSサステナビリティ開示基準の公表である(予定の記載なし)。

 

メンテナンス・プロジェクト

  • 「金融商品の分類および測定の修正」
    本プロジェクトはワーク・プランに新たに追加された。本プロジェクトは「IFRS第9号の適用後のレビュー 分類および測定」について受領されたフィードバックに対応し、また「金融資産の契約上のキャッシュ・フローの特性」のプロジェクトを統合するものである。公開草案が2023年上半期に予定されている。
  • 「セール・アンド・リースバック取引のリース負債」
    本プロジェクトはワーク・プランから削除されている。最終修正を公表することによって本プロジェクトは完了したが、2022年9月のワーク・プランに残されたままであった。
  • 「特約条項付の非流動負債」
    最終修正が2022年10月に予定されている(以前は2022年11月)。


リサーチ・プロジェクト

  • 「採掘活動」
    プロジェクトの方向性の決定が2023年上半期に予定されている(以前は2022年9月)。
  • 「IFRS第9号の適用後のレビュー 分類および測定」
    フィードバック・ステートメントが2022年12月に予定されている(以前は2022年第4四半期)。

 

その他のプロジェクト

  • 「IFRSタクソノミの更新-2022 全般的な改善及び一般的実務」
    IFRS会計タクソノミの更新案が2022年11月に予定されている(以前は予定の記載なし)。
  • 「アジェンダ優先事項に関するISSB協議」
    情報要請が2022年12月に予定されている(以前は2022年第4四半期)。

 

 

上記は、2022年9月26日と2022年10月25日の、IASB及びISSBのワーク・プランの忠実な比較である。

 

現在のIワーク・プランについては、いつでもこちら(IFRS財団のWebサイト-英語※ 3)からアクセスできる。



》IASB及びISSBのワーク・プラン(IFRS財団のWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、2022年9月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Disclosure Initiative: Targeted Standards-level Review of Disclosures’(IAS Plus-英語) 
※3》 ‘Work plan’(IFRS財団のWebサイト-英語) 
 

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