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国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が、2022年12月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

IAS Plus 2022.12.19  

IASB及びISSBの2022年12月に改訂されたワーク・プランでは、基準設定プロジェクトに「企業結合-開示、のれん及び減損」が追加された他、多数のプロジェクトの予定時期が変更されている。

2022年12月の国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の会議を受け、ワーク・プランが前回更新された2022年11月以来、どのような変更及びその他の進展があったかを理解するために、IFRS財団ウェブサイトのワーク・プランを分析した。

以下は、2022年11月28日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の前回の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 「企業結合-開示、のれん及び減損」
    本プロジェクトは、以前は「のれん及び減損」として知られていたプロジェクトであるが、IASBのリサーチ・アジェンダから基準設定アジェンダに移されている。次のプロジェクトのマイルストーンは公開草案の公表である(予定の記載なし)。
     

メンテナンス・プロジェクト

  • 「金融商品の分類および測定の修正」
    本プロジェクトの公開草案が2023年第1四半期に予定されている(以前は2023年第2四半期)。
  • 「交換可能性の欠如(IAS第21号の修正)」
    IFRS会計基準の修正が2023年上半期に予定されている。
  • 「サプライヤ-・ファイナンス契約」
    修正が2023年第2四半期に公表されることが予定されている(以前は2023年上半期)。
     

リサーチ・プロジェクト

  • 「IFRS第9号の適用後のレビュー 減損」
    情報要請が2023年第2四半期に予定されている(以前は2023年上半期)。
     

その他のプロジェクト

  • 「IFRS会計タクソノミの更新-2022 全般的な改善及び一般的実務」
    更新案のフィードバックが2023年2月に予定されている(以前は2023年第1四半期)。
  • 「IFRS会計タクソノミの更新-IFRS第16号及びIAS第1号の修正」
    更新案のフィードバックが2023年1月に予定されている(以前は2023年第1四半期)。

 

上記は、2022年11月28日と2022年12月19日の、IASB及びISSBのワーク・プランの忠実な比較である。

現在のワーク・プランについては、いつでもこちら(IFRS財団のWebサイト-英語※ 2)からアクセスできる。



》IASB及びISSBのワーク・プラン(IFRS財団のWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

 

 

※1》「国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、2022年11月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘Work plan’(IFRS財団のWebサイト-英語) 
 

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