国際会計基準審議会（IASB）及び国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）が、2023年2月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

2023年2月の国際会計基準審議会（IASB）及び国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）の会議を受け、ワーク・プランが前回更新された2023年1月以来、どのような変更及びその他の進展があったかを理解するために、IFRS財団ウェブサイトのワーク・プランを分析した。来たるISSB基準の予定時期が正式に確認されている。

以下は、2023年1月30日（デロイト トーマツのWebサイト－※1）の前回の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

基準設定プロジェクト

• 「気候関連開示」
  基準が2023年第2四半期に予定されている（以前は予定の記載なし）。
• 「サステナビリティ関連財務情報開示に関する全般的要求事項」
  基準が2023年第2四半期に予定されている（以前は予定の記載なし）。

メンテナンス・プロジェクト

• 「交換可能性の欠如（IAS第21号の修正）」
  IAS第21号の最終修正が2023年第3四半期に予定されている（以前は2023年下半期）。
  
• 「サプライヤ－・ファイナンス契約」
  最終修正が2023年5月に予定されている（以前は2023年第2四半期）。

リサーチ・プロジェクト

• 「採掘活動」
  プロジェクトの方向性の決定が2023年第3四半期に予定されている（以前は2023年下半期）。
• 「IFRS第9号の適用後のレビュー　減損」
  情報要請が2023年5月に予定されている（以前は2023年第2四半期）。

戦略及びガバナンス・プロジェクト

• 「アジェンダ優先事項に関するISSB協議」
  情報要請が2023年5月に予定されている（以前は2023年第2四半期）。

その他のプロジェクト

• 「IFRS会計タクソノミの更新－IAS第12号、IAS第21号、IAS第7号及びIFRS第7号の修正」
  ワーク・プランに新たに記載されたものであり、更新案が2023年3月に予定されている。
• 「IFRS会計タクソノミの更新－IFRS第16号及びIAS第1号の修正」
  最終更新が2023年下半期に予定されている。
   

上記は、2023年1月30日と2023年3月2日の、IASB及びISSBのワーク・プランの忠実な比較である。

現在のワーク・プランについては、いつでもこちら（IFRS財団のWebサイト－英語※ 2）からアクセスできる。

》IASB及びISSBのワーク・プラン（IFRS財団のWebサイト－英語）
》Deloitteのプロジェクト・ページ（IAS Plus－英語）

※1》「国際会計基準審議会（IASB）及び国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）は、2023年1月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」（デロイト トーマツのWebサイト）
※2》 ‘Work plan’（IFRS財団のWebサイト－英語）