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国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が、2023年12月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表
IAS Plus 2023.12.18
IASB及びISSBの2023年12月に改訂されたワーク・プランでは、「IFRS会計タクソノミの更新-「公的説明責任のない子会社:開示」及びIFRS第7号及びIFRS第9号の修正」が追加され、「採掘活動」が削除された他、多くのプロジェクトの予定が更新されている。
2023年12月の国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の会議を受け、ワーク・プランが前回更新された2023年11月以来、会議及びその他の進展からどのような変更があったかを理解するために、IFRS財団ウェブサイトのワーク・プランを分析した。
以下は、2023年11月20日(デロイト トーマツのWebサイト-※1)の前回の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。
基準設定プロジェクト
- 「資本の特徴を有する金融商品」
本プロジェクトは公開草案のフィードバックの段階にあり、2024年第1四半期に完了する予定である。
メンテナンス・プロジェクト
- 「IFRS for SMEs 会計基準第3版公開草案への補遺」
公開草案が2024年第2四半期に予定されている(以前は2024年上半期)。 - 「金融商品の分類及び測定の修正」
最終修正が2024年第2四半期に予定されている(以前は2024年上半期)。 - 「IFRS会計基準の年次改善」
下記のプロジェクトについて、公開草案に対するフィードバックの議論が2024年第1四半期に予定されている(以前は2024年1月)。
・原価法(IAS第7号の修正)
・リース負債の認識の中止(IFRS 第 9 号の修正)
・「事実上の代理人」の判定(IFRS第10号の修正)
・公正価値と取引価格との間の繰延差額の開示(IFRS第7号適用に関するガイダンスの修正)
・認識の中止に係る利得又は損失(IFRS第7号の修正)
・初度適用企業によるヘッジ会計(IFRS第1号の修正)
・はじめに及び信用リスクの開示(IFRS第7号適用に関するガイダンスの修正)
・取引価格(IFRS第9号の修正) - 「財務諸表における気候関連及びその他の不確実性」
プロジェクトの方向性の決定が2024年第2四半期に予定されている(以前は2024年第1四半期)。
- 「電力購入契約」
公開草案が2024年第2四半期に予定されている。 - 「引当金-的を絞った改善」
公開草案が2024年下半期に予定されている。
リサーチ・プロジェクト
- 「採掘活動」
本プロジェクトは、2023年12月7日 (IAS Plus-英語※ 2)にIASBがプロジェクトの要約を公表して終了したため、ワーク・プランに記載されていない。
その他プロジェクト
- 「IFRS会計タクソノミの更新-一般的実務(金融商品)及び全般的改善」
IFRSタクソノミ更新案に対するフィードバックの議論が2024年2月に予定されている(以前は2024年第1四半期)。 - 「IFRS会計タクソノミの更新-基本財務諸表」
IFRSタクソノミ更新案が2024年第2四半期に予定されている(以前は2024年上半期)。 - 「IFRS会計タクソノミの更新-「公的説明責任のない子会社:開示」及びIFRS第7号及びIFRS第9号の修正」
本プロジェクトがワーク・プランに追加され、IFRSタクソノミ更新案が2024年下半期に予定されている。 - 「IFRSサステナビリティ開示タクソノミ」
IFRSサステナビリティ開示タクソノミの公表が2024年第2四半期に予定されている。
IFRSサステナビリティ開示タクソノミの公表が2024年第2四半期に予定されている。
現在のワーク・プランについては、いつでもこちら(IFRS財団のWebサイト-英語※ 3)からアクセスできる。
》IASB及びISSBのワーク・プラン(IFRS財団のWebサイト-英語)
》Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)
※1》「国際会計基準審議会(IASB)及び国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は、2023年11月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※2》 ‘IASB summarises its completed project on extractive activities’(IFRS財団のWebサイト-英語)
※3》 ‘Work plan’(IFRS財団のWebサイト-英語)