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IASBは、IAS第19号 および IFRS第13号における開示要求の修正を提案  

IFRS in Focus 2021.03.29

2021年3月にIASBが公表した公開草案ED/2021/3「IFRS基準における開示要求-試験的アプローチ」(IFRS第13号及びIAS第19号の修正案)を解説する。

本IFRS in Focusでは、2021年3月にIASBが公表した公開草案ED/2021/3「IFRS基準における開示要求-試験的アプローチ」(IFRS第13号及びIAS第19号の修正案)を解説する。

  • 公開草案は、財務諸表において、より意思決定に役立つ情報をもたらす開示要求を開発するために、IASBが使用するガイダンス案を提示する。
  • ガイダンス案を適用することにより、IASBは、
    ‐財務諸表の利用者の全般的な情報ニーズを記述する全般的な開示目的に準拠することを、企業に要求する。
    ‐財務諸表の利用者の詳細な情報ニーズを記述する具体的な開示目的に準拠することを、企業に要求する。
    ‐具体的な開示目的を満たす情報の項目を識別する。IASBは、企業が開示することを要求される情報、および具体的な開示目的を満たすために開示する可能性のある情報の例である情報の項目を識別する。
  • IASBは、これらの基準の開示要求をガイダンス案の観点の下で見直すことによって、IAS第19号とIFRS第13号に関するガイダンス案をテストし、2つの基準の開示要求の修正案が公開草案に含まれる。
  • 公開草案は発効日を提案していないが、早期適用が認められることが提案されている。最終化された場合、適用開始日から将来に向かって適用される。
  • 公開草案のコメント期間は、2021年10月21日に終了する。

IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳を公表した。
 

『IFRS in Focus-IASBは、IAS第19号 および IFRS第13号における開示要求の修正を提案』


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