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米ARRCがLIBOR移行に関する2020年主要実施方針を公表
ARRC Announces Its Key Objectives for 2020
米ARRC(FRBが設置した代替参照金利委員会)は、LIBORからのスムーズな移行準備と推奨されている代替指標であるSOFR(Secured Overnight Financing Rate)の自主的な採用をサポートするため、2020年に実施する主要方針(2020 Objectives)を2020年4月17日付で公表しました。
1. 概要
- 当該主要実施方針は、1) LIBORが2021年末以降存続する保証はないとの現時点での見込み、および2) COVID-19の影響によっても2021年末の延期はないとする英国FCAの2020年3月25日付ステートメント、を裏付けとして策定されており、ARRC(Alternative Reference Rates Committee)のこれまでの主要6施策に対する実施方針を示したもの。
- また、当該主要実施方針と合わせ、スムーズな移行のため、推奨するベストプラクティスを今後随時公表するとしている。
- 米ARRCでは、現環境下において目先の遅延が生じる可能性はあるものの、LIBORからの移行の必要性を引き続き市場参加者に対して強調している。
2. 主要方針とタイムライン
※SOFRターム物はSOFRに関係するデリバティブ市場の流動性が十分に発展すれば2021年前半に公表される見通し
詳しくはARRCリリースおよびObjectives(原文)をご参照ください。
※ともに、外部ウェブサイト