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Performance magazine issue 30

September, 2019 

オリジナル(原文):Performance magazine issue30(PDF)
 

投資運用業界は、投資家の選好の変化、利ざやの圧縮、継続的な規制の開発、技術の進歩に牽引されて、急速な変化の時代にあります。

「2019年投資運用見直し」の振り返り評価:半期レビュー

2018年の11月、デロイト金融サービスセンターは「2019年の投資運用見通し」を発行しました。このレポートでは、企業が適切な成長手段を選択し、業務を効率化して次のレベルのカスタマーエクスペリエンスを実現する方法に注目しました。また、これらの領域のそれぞれについて市場のトレンドについて、いくつかの予想を提示しました。

本誌では、これらのトレンドと予想が2019年にどのように展開しているかを確認していきます。


原文:2019 Investment Management Outlook: Mid-Year Review(Performance magazine issue30より)

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人工知能~投資運用会社のネクストフロンティア~

変革の4つの柱

投資運用業界の状況は変化しつつあり、変革と価値創出の可能性につながる能力とイニシアチブに資金を投入するため、企業が大胆な意思決定を行う重要性に注目が集まっています。当社が特定した変革の4つの柱を以下に挙げます。

  1. アルファの創出
  2. 業務効率の改善
  3. 商品とコンテンツ配信の向上
  4. リスク管理

原文:Artificial intelligence, The next frontier for investment management firms (Performance magazine issue30より)
 

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ディストリビューション2.0~テクノロジーが、資産運用で顧客との関係を再定義する~

ディストリビューション2.0のテクノロジー

ディストリビューションテクノロジーは、多くのことを意味しますが、効果的に活用する場合には、3つの重要な層で構成されます。

  1. 統合されたデータリポジトリー
  2. 顧客アナリティクスエンジン
  3. カスタマーエクスペリエンスのためのアプリケーション

このような3つの層のうち1つでも完全に確立している企業はほとんどなく、3層すべてのシームレスな完成はさらに難しい状況です。また、個別のアプリケーションとテクノロジーは会社ごとに異なりますが、ディストリビューションテクノロジーの各層には、構築を進める資産運用会社の多くに共通する特性があります。

原文:Distribution 2.0 (Performance magazine issue30より)
 

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M&Aによる統合のやり方~ウェルス・マネジメント会社および資産運用会社向け手引書~

ウェルス・マネジメント、資産運用セクターは、重大な変化の真っただ中にいます。すべての会社が直面している重要テーマは6つあり、課題と機会の両方をもたらしています。

  • 確定給付からの確定拠出への長期的資産移行と、アジア市場での富の増加
  • ビジネスのあらゆる側面における新たな規制圧力
  • 先進国全体においてリスクフリーレートの実施リターンが構造的低下することで市場がさらに不透明になる中、貯蓄と投資の成果を差別化する
  • 競争激化と透明性向上による、一部の資産クラストバリューチェーンでの報酬の引き下げ圧力
  • 新たなテクノロジーを活用し、ディスラプションに備え、コスト効率を高めることが必須
  • ビジネスモデルの発展と、商品開発から販売までの一層の垂直統合

原文:Managing M&A Intergrations (Performance magazine issue30より)

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資産運用業界の将来

資産運用の将来は、パッシブ運用が主体となりますが、3つの理由から、アクティブ運用が絶滅の危機に直面することはないでしょう。

  • スマートベータにより、投資家は自分の投資結果に影響を与える可能性がある要因を把握
  • 情報の優位性は完全には消滅しておらず、技能を持つ純粋なアルファ投資家は依然として利益を上げることができる
  • 金銭的リターンだけが投資の目的ではなく、長年の間、投資家は非財務的な目標をマンデートに託している

原文:The future of the asset management industry (Performance magazine issue30より)

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会社全体で取り組む~機関投資家とホールセールの投資運用における顧客エクスペリエンスの向上

資産運用の将来は、パッシブ運用が主体となりますが、3つの理由から、アクティブ運用が絶滅の危機に直面することはないでしょう。

  • スマートベータにより、投資家は自分の投資結果に影響を与える可能性がある要因を把握
  • 情報の優位性は完全には消滅しておらず、技能を持つ純粋なアルファ投資家は依然として利益を上げることができる
  • 金銭的リターンだけが投資の目的ではなく、長年の間、投資家は非財務的な目標をマンデートに託している

原文:The future of the asset management industry (Performance magazine issue30より)

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