事例紹介

大阪府 子ども(子育て世帯)に対する食費支援申請業務システム事例

デロイト トーマツのアセット「アクセス集中対応電子申請ソリューション」を活用した事例を紹介

事例概要

デロイト トーマツ コンサルティング(以下、DTC)は大阪府福祉部様が運営する子ども(子育て世帯)に対する食費支援申請業務システムを当社のアセットである「アクセス集中対応電子申請ソリューション」を用いて構築・導入を行いました。
本システムはSalesforceを基盤として、申請から審査業務まで一気通貫で管理する高負荷に対応した、セキュアなシステムを短期間で構築したものです。

構築の背景

大阪府では、物価高騰により、子育て世帯の食費等の家計負担が増大していることから、18歳以下の子ども(妊婦含む)に米またはその他の食料品(5,000円相当)を給付することを決定(大阪府子ども食費支援事業)しました。そのために、デジタル技術を活用した食料支援申請及び審査業務等を実現する仕組みが求められ、当社のアセットである「アクセス集中対応電子申請ソリューション」を用いて構築・導入を行いました。

図:大阪府子ども食費支援事業

 

導入の成果

申請対象者約139.1万人に対し、1日最大で約8.8万件の申請が、システムが稼働停止することなく安定して申請を受け付けることができました。業務要件に満たすように一部カスタマイズを行った上で、稼働まで7週間(ユーザテスト期間1週間を含む)と短期間で導入を実現しています。
 

 

アクセス集中対応電子申請ソリューション 概要

「アクセス集中対応電子申請ソリューション」は申請・審査・給付まで一元管理を可能にした高機能・高耐久で早期導入が可能なソリューションです。
申請を行うユーザには、PC・スマートフォン・タブレット端末いずれも使用可能で、シンプルかつ高機能な申請フォームを提供します。また、受付開始時や申請終了間際の駆け込みによる集中アクセスにも耐えることができ、高負荷によるサービス停止を防ぎます。
お客様の業務に合わせて、ローコード・ノーコードで早期に対応・導入が可能となっており、お客様に応じた最適な申請ソリューションを提供します。

 

 



Web待合室

アクセスが集中するWebサイトに対し、同時アクセスに伴う高負荷に耐え、アクセス待機の順番を管理します。

 

申請者向けサイト

①申請フォーム申請者の属性に応じてカスタマイズした項目を表示します。また、添付書類(ファイル)もアップロード可能となっており、アップロード時にウイルススキャン機能を搭載しております。
②不備修正申請に不備があった際に不備理由を見ながら不備項目を修正ができます。
③審査状況確認オンラインで審査状況を確認することができます。

 

管理者向けサイト

④申請情報管理申請者の検索、申請内容・審査状況を閲覧することができます。
⑤審査申請内容を基に審査を実施し、申請内容に不備があった際は不備理由を申請者にメール通知します。
⑥代理申請Web申請が困難な方に向けてオペレータによる代理申請が可能です。
⑦メール送信申請者に送信した自動通知の履歴参照の他、お知らせメールなど個別にメールを配信することができます。
⑧可視化/分析レポートやダッシュボードを作成し、さまざまな観点から分析ができます。

 

山下 桂史 / Keiji Yamashita
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 ディレクター

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