サービス

ロジスティクス領域におけるクイックサーベイトレーニング

簡易的にロジスティクス領域の課題抽出・優先度付けまでの診断とそのプロセスを体感

ロジスティクス領域に関わる企業・部門においては、従来の改善活動だけでなく、昨今情勢(2024年問題、高齢化等)を踏まえた将来リスク対応も求められており、取り組み課題の内容も様々です。当社が培ってきた問題解決に必要な観点、体系立った当社フレームワークをご活用いただきながら、今後着手すべき課題・施策の方向性を簡易的に抽出・継続改善に繋げるプロセスを体験し、本格的な改革への足がかりとしていただくことが目的です。

ロジスティクス領域に関わる企業・部門の置かれている状況

ロジスティクス領域に関わる企業・部門においては、従来の改善活動のような企業収益向上の観点だけでなく、昨今情勢(2024年問題、荷量の多品種少量化等を踏まえた将来リスク対応も求められており、取り組むべき課題は多様化・複雑化しています。それら多様かつ複雑な課題に比例して、解決に求められる観点・知見も変化してきており、属人化した判断基準や勘と経験に基づいた従来の取り組みでは対応が難しいという声も多く聞かれるようになっています。

クイックサーベイトレーニングの目的と活用範囲

クイックサーベイトレーニングは、当社が培ってきた問題解決に必要な観点、体系立った当社フレームワークを活用しながら、今後着手すべき課題・施策の方向性を簡易的に抽出・継続改善に繋げるプロセスを体験し、本格的な改革への足がかりとしていただくことが目的です。

本サーベイトレーニングでは「課題の可視化・優先度付け」を主なスコープとし、当社コンサルタントと共にサーベイを実施した後は当社フレームワークを活用することで継続的な改善活動に貢献します。

クイックサーベイトレーニングの流れ・アウトプットイメージ

ロジスティクス領域へのコンサルティングの中で培い、体系化した潜在課題・要因例をもとに、コスト・品質・労働環境・法令順守4つの観点で簡易的に調査結果を纏めます。

  1. コスト観点:
    物流を中心としたモノの流れ、情報の流れの中で作業効率を悪化させる要素があるか、トラック・コンテナ積載率や荷姿効率を悪化させる要素があるか等、コストに寄与する要因を現場見学とインタビューをもとに確認します。
  2. 品質観点:
    出荷ミスや作業ミス、貨物の汚破損といった現場の品質異常に関して、実地確認とインタビューを通じて発生要因と流出要因を定性的に確認します。
  3. 労働環境観点:
    労働災害と人員流出を未然に防ぐ労働環境が構築できているか、現場見学とインタビューをもとに現場における危険要素や負荷の高い作業要素を定性的に確認します。
  4. 法令順守観点:
    労働基準法や危険物管理といった物流センター運営に求められる各種ルールの遵守状況を、実地確認とインタビューを通じて確認します。

サーベイの流れは、まず貴社施設の半日見学やインタビューをもとに当社コンサルタントが一次調査を作成します。その後、一次調査結果を踏まえた関係者とのディスカッション、課題の優先度・重要度付けを行い、最短1カ月程度で結果を纏めていきます。
このようなサーベイの一連のプロセスを貴社ご担当者が当社とともに伴走することで、単に調査結果を受け取るだけではなく、どのように結果を纏めていったのかを体感することが可能になります。

実施後にはサーベイで使用したフレームワークを提供し、貴社内での継続改善活動や今後の物流改革への足掛かりとして活用いただくことができます。

プロフェッショナル

寺西 雅尚/Masataka Teranishi

寺西 雅尚/Masataka Teranishi

デロイト トーマツ コンサルティング 執行役員

日系コンサルティング会社を経て現職。製造・流通・小売・物流業に対して、ロジスティクスを中核としたSCM改革のコンサルティングに従事。DXによる事業変革、サプライチェーン・ロジスティクスのネットワーク再編、物流コスト削減、倉庫自動化、オペレーションのデジタル化などの経験を豊富に有している。戦略を描くだけではなく、現場に落とし込み推進していくことに強みを持つ。 関連するサービス ・サプライチェーン・ネ... さらに見る