事例紹介

文部科学省・愛媛県教育委員会と協働し、学校現場における多様な専門人材の活躍を推進

愛媛県内の高校に2名のアスリートが入職、授業を実施

デロイト トーマツは、令和3年度の文部科学省「学校教育における外部人材活用事業」において、文部科学省・愛媛県教育委員会と協働。愛媛県立新居浜東高等学校にて、五輪出場経験等のあるアスリートが入職し、授業やホームルーム、部活動での指導を行うことで、多様な専門人材による学校現場への参画のあり方を検討します。

背景

令和2年度から始まった新たな学習指導要領では「社会に開かれた教育課程」が掲げられています。地域の人的資源等を活用し、学校教育を学校内に閉じずに社会と連携しながら実現することとされており、指導体制の整備が急務となっています。

そのため、将来的に多様な外部専門人材が学校現場に参画することを見据え、本検討は、外部専門人材が学校教育に必要な知識・技能を身に付け、現場の教師と連携し、活躍できるような環境や体制の整備、及び学校と外部専門人材を円滑につなぐ仕組みづくりの検討を行うことを目的として実施されます。

外部専門人材について

本事業において、愛媛県立新居浜東高等学校に入職するアスリートは以下の通りです。

  1. 荻田 大樹(オギタ ヒロキ)氏

    陸上棒高跳びにてリオ五輪(2016)、世界選手権(2015、2017)代表を務める。香川県内にて自身が主催するスポーツクラブでの実技指導や、運動・陸上クラブのコーチとして小学生~高校生への指導経験を有する。教職免許を保有し、学生向けのキャリア講演等も実施している。

  2. 成定 駿介(ナリサダ シュンスケ)氏

    陸上走り幅跳びにて国民体育大会2位(2011)、全日本インカレ2位(2015)、近畿選手権優勝の実績を持つ。小学生向けクラブ活動や、中学・高校の部活動を通した学生への競技指導経験を有する。

実証スケジュール

今回入職する2名のアスリートは、愛媛県立新居浜東高等学校2年生を対象とした「健康スポーツコース」の中の「トレーニング総合」及び「ホームルーム活動」科目内にて、体育やキャリア教育の授業を実施する予定です。なお、併せて陸上部の部活動指導についても関与する想定です。

【入職日】

  • 10月26日(火):「トレーニング総合」+部活動指導(荻田氏・成定氏)
  • 11月9日(火):「トレーニング総合」+部活動指導(成定氏)
  • 11月16日(火):「トレーニング総合」+部活動指導(荻田氏)
  • 12月14日(火):「ホームルーム活動」内でのキャリア教育+部活動指導(荻田氏・成定氏)


【入職場所】

愛媛県立新居浜東高等学校(愛媛県新居浜市東雲町2丁目9-1)


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【本件に関する問い合わせ】

有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部
パブリックセクター ガバメント&パブリックサービシーズ
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