最新動向/市場予測

Deloitte UK 日系企業サービスグループ『Brexit Newsletter (UK) - vol.130』

(2020年02月18日)

英国のEU 離脱に伴い通商交渉が開始され、英国・EU の双方において貿易協定や金融サービスの同等性評価等に関する発言が行われた。また、移行期間後には英EU 間で通関手続が必要となるおそれも示唆されており、企業は対応を迫られる可能性がある。

Brexitに関する最近の動き ※詳細資料(PDF)より一部抜粋

先週までのBrexit、欧州の政治および経済に関する主な動きは以下の通りである。

  • Boris Johnson 首相はGreenwich において、EU 離脱後初めてとなる演説を行った。この中で首相は、英国はEU-カナダ型のような包括的な自由貿易協定を望んでいるとしたうえで、「世界の自由貿易の旗手」としての英国の地位を取り戻すと述べた。
  • 一方、EU 側では、欧州委員会が欧州理事会に対し、英国との新たなパートナーシップを巡る交渉に関する勧告を示した。欧州委員会の「英国との関係に関するタスクフォース(UKTF)」のMichel Barnier 首席交渉官はこの方針について、EU は一定の条件の下で幅広い分野を網羅する非常に野心的な貿易協定を提示する用意があると述べた。
  • Michael Gove ランカスター公領相は、移行期間の終了後はEU との間で通関手続が発生する可能性があることを認めている。Gove 氏は貿易摩擦の拡大は避けられないとして、企業は大規模な変化に備えるべきだと明言した。
Brexit Newsletter(UK) -vol.130 (PDF, 637KB)

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