サービス

クライシスシミュレーションとウォーゲーム

クライシスへ即応できる体制へ

デロイトのクライシスシミュレーションは、実際のクライシスの状況を想定した情報やアナリティクスおよび革新的なツールを用いたアプローチであり、実際の経験を結びつけることで、参加者は完全に双方向の環境に没頭することができます。 これらのシミュレーションは、組織が対処プロセスの準備状況を評価する際に役立ちます。また、実際にクライシスが起きたときに有効な経験を提供します。

リスクマネジメントの重要性を意識し、相当の時間と資源をリスクマネジメントに投じている企業・組織が増えてきました。しかし、予測不能なリスクが顕在化した場合、もしくは複数のリスクが組み合わさることで企業へ重大な影響を及ぼすクライシスへと変化します。

デロイトは、クライシスへ即応するための潜在的なクライシスの特定およびリーダーシップの醸成に資する先進的な体験型トレーニングを提供します。クライシスシミュレーションは、理論上の脅威をより体感できる形で現実的で鮮明にすること、そして、重大なクライシスに対しての、組織内の各自が果たす役割が何なのかを深く理解することにおいて、クライシスに係る確固たる基盤を築く一助となります。

デロイトのアプローチは、これまでの多くの実績、経験とイノベーションを活用し、多種多様なクライシス発生時の対処方法や組織の準備状況を理解できるように設計されています。それにより、実際にクライシスが発生したときに、対処するだけでなく、より強く生まれ変わることができるのです。

 

準備は整っていますか?

クライシスを自然災害等による物理的な大惨事、国家紛争、あるいは突然の財政破綻のように大げさな事象として考えてしまうのも無理はありません。しかし、クライシスとは、組織の存在、価値、レピュテーション、および事業運営にとって潜在的な脅威となる身近な、かつ重大な出来事であり、悪意、サイバー攻撃、不正行為、金融犯罪、財政難、テクノロジーや産業への脅威、サプライチェーンの寸断、自然災害、地政学的な対立、その他の災害等を含みます。

テクノロジーやソーシャルメディアの存在により、一度クライシスが発生するとその存在が劇的に広まる可能性が高くなっています。その結果、レピュテーションリスクの増大につながる可能性があります。

S&P 500の企業では、ブランド価値(レピュテーション)は時価総額の26%近くを占めていると言われています。クライシスを十分にコントロールできれば、ステークホルダーにとっての価値を上昇させることができ、一方で逆の場合もあると考えられます。大規模なクライシスをコントロールできなければ、確実に価値は失われてしまいます。

組織には、クライシスを効果的に管理する能力が必要です。それには、明確な指揮命令、効果的な情報管理、共通の状況認識、および透明性あるコミュニケーションといった能力を含みます。クライシスシミュレーションは、実践的なシナリオモデルを用いて、これらの能力を検証するための技術です。

デロイトのクライシスシミュレーションは、実際のクライシスの状況を想定した情報やアナリティクスおよび革新的なツールを用いたアプローチであり、実際の経験を結びつけることで、参加者は完全に双方向の環境に没頭することができます。

これらのシミュレーションは、組織が対処プロセスの準備状況を評価する際に役立ちます。また、実際にクライシスが起きたときに有効な経験を提供します。

 

クライシスシミュレーションサービス

デロイトのシミュレーションの提供方法:

※画像をクリックすると拡大表示します

シミュレーション・ツールボックス

デロイトのサイバーシミュレーションサービス提供を加速させるツール:

※画像をクリックすると拡大表示します

デロイトの支援

クライシスシミュレーションにより、能力開発、ストレステストの計画、調整やコミュニケーションの評価、およびクライシス発生時の迅速な対処能力を事前に確認することができます。経営幹部レベルの管理者、取締役、およびその他の主要リーダは、通常、クライシス対処の中心的な役割を担いますが、シミュレーションはその背後に存在するより広範囲のクライシス対処組織も対象としています。デロイトのアプローチは、軍事的および学問的な厳密性とデロイト独自のビジネス経験の組み合わせに基づいています。先進的なシミュレーション技術を使用することで、デロイトは以下の分野で各企業を支援をします。

  • リスクとその結果の理解
  • 最悪ケースのシナリオ検討
  • ステークホルダーの意識合わせおよび計画と戦略に対するコミットメントの創出
  • 新たなプロセスや構造に対する運用面の準備態勢の構築
  • 役割と責任に応じた従業員のトレーニング
  • テスト計画策定、ギャップの特定、および仮説の修正
  • 対処プロセスレベルの把握および対処の実効性向上のための対処能力の測定


シミュレーションの効果

クライシスシミュレーションは、クライシスの事態を効果的に管理するため、組織の準備プロセスに関する知見を提供します。また、繰り返し改善することで、組織の対応力を向上させます。

信頼 : クライシスシミュレーションの最大の利点は、従業員、リーダーシップチーム、取締役会、投資家、および規制当局の間で醸成される信頼です。

役割と責任の明確化 : 効果的なシミュレーションにより、全員が期待されている役割と責任を理解できます。

コントロールと調整 : シミュレーションは、コントロールおよび調整された方法によって、組織的な対処を実行可能にします。そのような組織は、外部者から、規律がある優秀な組織に見られます。

改善されたコミュニケーション : コミュニケーションは、定期的なリハーサルや訓練により、さらに迅速性および透明性が増します。また、すべての利用可能な手段を最大限に活用できるようになります。加えて、シミュレーションに基づく学習では、セキュリティに関する専門用語を分かりやすく説明しているため、セキュリティが専門外のプロフェッショナルの能力を高めることができます。また、専門性を有する参加者が同僚とより効果的にコミュニケーションを取る一助になります。

 

ウォーゲームのコンセプト概要と構成:

※画像をクリックすると拡大表示します

計画及び対応能力の向上 : 対処プロセスを整備することで、実際のクライシスのストレスをシミュレーションします。対処する必要がある想定外の問題や弱点を明らかにし、「もし○○○だったら…」という思考を促して、準備状況を改善することができます。

共通言語の開発 : シミュレーションに基づく学習では、専門用語を分かりやすく説明しているので、専門外のプロフェッショナルの能力を高めることができます。また、専門性を有する参加者が同僚とより効果的にコミュニケーションを取る一助になります。

(戦略的な)リスクに対する意識における確信の表れ : ウォーゲーム演習に関する社内ニュースは、戦略的なリスク管理および組織的なレジリエンスに対する経営幹部のコミットメントを示す適切な方法であり、リスクに対する意識を高く持った組織行動を強化する一助となります。

すべての組織がクライシス専門部署を持ち、待機させておく余裕があるわけではありません。コストを管理する手段の一つとして、もっとも経験のある有能な外部リソースを利用することも考えられます。デロイトは、数百の複雑なシナリオとインダストリー情報が含まれる先進的なシミュレーションを実施しています。すでに確立されたクライシスマネジメント主管部門を持つ組織でさえも、デロイトの関与により、クライシスマネジメントについて第三者評価を受けるだけでなく新しい発見や考え方を見出すでしょう。

効率的なクライシスシミュレーションの訓練は、危険な脅威を顧客リレーションの強化、ブランド価値の確立、および市場認知度の向上のようなポジティブな力に変化させ、組織が「思いがけない好機」を生み出す一助となります。

デロイトでは、このような支援を提供することができます。詳細については、クライシスマネジメントをご覧ください。

 

可能なシミュレーショントピック

悪意およびサイバー サイバー攻撃、なりすまし行為、または製品への異物混入
金融犯罪 不正またはその他の犯罪行為
財政的混乱 企業の存立を脅かす財政破綻
技術的な不具合 事故、管理ミス、妨害行為のいずれかによる複雑なシステムの故障
紛争および対立 法的、商業的、地政学的、または軍事的な対立
その他の災害 ほとんどすべてを崩壊させる自然または人為的な破壊的な出来事

 

レジリエンスとクライシスマネジメントシミュレーションにおける実績

上場通信事業会社

<活動内容>

デロイトは、オランダの主要通信事業会社から、サイバー関連クライシス後の現行のクライシスマネジメント計画を評価し、その後、実用的で目的に適したクライシスマネジメント組織、計画、および機能実施ロードマップを策定するよう依頼を受けました。

デロイトは、クライアントのインシデント管理機能とクライシスマネジメント機能をより緊密に連携させることに重点を置いた新しい体制を提案しました。クライアント向けに策定されたクライシスマネジメント計画は、デロイトのRACERモデルに基づいたものです。当該モデルは、クライシスマネジメントチームの任務、役割、および責任を明確に示すものです。当該計画は成功裡に終わり、その結果、デロイトは、クライアントより、経営幹部向けの継続的な研修を2015年と2016年に実施するよう依頼を受けました。

<提供価値>

  • クライシスマネジメントの基礎的な見直し
  • クライシスマネジメント組織の設計
  • クライシスマネジメントの意思決定プロセスと計画
  • クライシスマネジメント機能実施ロードマップ
  • ロールプレイヤーを交えた7つのクライシスシミュレーション演習

 

グローバルエネルギー会社

<活動内容>

デロイトは、カナダに本社を置く大手エネルギー会社から、複数年にわたるサイバー・シミュレーション・プログラムの開発を受託しました。クライアントは、潜在的なクライシスに対する戦略的な対応を改善することを目的に、シミュレーションプログラムを4年間にわたり実施しています。クライアントは、クライシスマネジメントチーム(CMT)をさらに訓練し、過去の訓練から得た教訓が活かされているかを実証することを望んでいました。

主に、大規模なサイバーインシデントに対する戦略的な対応において、CMTを訓練することに重点を置きました。その一環として、クライアントは、CMTと運用対応チームのコミュニケーションの実践を望んでいました。そのため、訓練は、チームを複数組み合わせた(100人以上)「連携された」ものにする必要がありました。

<提供価値>

チームを複数組み合わせた(100人以上)CMTと運用対応チームの連携に重点を置いた複数年にわたるサイバー・シミュレーション・プログラム。

 

クライシスマネジメントに関するご相談、お問合せは以下からお進みください。

≫ お問合せフォーム ≪

プロフェッショナル

杉山 雅彦/Masahiko Sugiyama

杉山 雅彦/Masahiko Sugiyama

有限責任監査法人トーマツ パートナー

主に製造業、商社、金融機関、小売業を対象としてガバナンス、リスクマネジメント体制構築、内部統制体制、内部監査構築のプロジェクトをリードしている。近年は、グローバルガバナンス体制構築、業界特有の法令等の対応支援等のクロスボーダープロジェクトをリードしている。 主な著書:「内部監査実務ハンドブック」(中央経済社 2013年)「内部統制実践ガイド [新制度対応版]」(ダイヤモンド社 2005年) 201... さらに見る

三木 要/Kaname Miki

三木 要/Kaname Miki

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー パートナー

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー パートナー 大手電力会社において、電源立地企画、経営計画策定、エネルギー事業・制度リサーチ、政策調査・折衝、法務業務など、エネルギー政策全般に幅広く対応。クライシス対応の経験も深く、巨額の損害賠償対応についてチームアップおよび制度の基本設計、マネジメントを統括し、マスコミ対応や官公庁折衝にも従事。 一部上場素材メーカーの事業企画部長として事業計画... さらに見る