Posted: 12 Jul. 2019 1 min. read

シティラボ東京 セミナーレポート

7月3日、シティラボ東京が主催するSDGsの理解促進をテーマとしたセミナーが開催され、モニター デロイトの藤井 剛(ジャパンリーダー)と山田 太雲(サステナビリティ / スペシャリストリード)が講演・パネルディスカッションに登壇しました。このセミナーでは、SDGsを単なるCSRとしてとらえるのではなく、経営戦略として取り入れ、実践まで落とし込んでいくためにはどのようにすべきか、ということを概論と実例を交え紹介しました。

冒頭、山田が「SDGsが問いかける経営の未来」と題し、「企業はSDGsをどうとらえるべきか」「企業経営を大きく変化しうるポイント」「経済価値と社会価値を両立した企業の姿」について講演を行いました。国際NGOでの活動経験や、2015年に国連で行われたSDGs交渉にも携わった経験を持つ山田は、かつてのような “ターゲット顧客の課題解決”に目を向けただけの経営戦略(「エゴ・システム」)ではなく、企業が“社会課題解決に目を向け、そこから市場を創出し拡大させていく”方向(「エコ・システム」)にシフトさせていく姿勢の必要性を強調しました。

会場の様子
会場の様子

次に、株式会社ブリヂストン サステナビリティ推進部長の稲継 明宏氏より「サステナビリティの経営戦略への統合に向けて」と題する講演がなされました。世界的にビジネスを展開するグローバル企業の同社では、多様な価値観が交差する中、CSRやサステナビリティの捉え方も地域によって様々でしたが、課題意識のベクトルを同じ方向に向けるという難題を乗り越えるために、どうやってサステナビリティを経営陣・社内に取り込んでいったのか、といった内容について詳細に触れながら説明されました。

会場の様子

続いて行われたパネルディスカッションでは、当社の藤井がモデレーターとなり、山田および稲継氏を交え、「世界から見た日本の立ち位置」や「日本企業と欧州企業におけるNGOとの関係性の比較」「経営層のSDGs理解の必要性」などについて、活発な意見交換がなされました。

 

セミナー終了後は懇親会が行われ、30名を超えるセミナー参加者と講師が歓談や情報交換を楽しみ、盛況のうちに幕を閉じました。

▶関連リンク

書籍「SDGsが問いかける経営の未来」について

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/get-connected/pub/books/management/books-sdgs-future-of-management.html

 

モニター デロイトのCSV/サステナビリティ関連サービスについて

https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/strategy/solutions/cbs/formulate-a-csv-innovation-strategy.html

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