「ジェンダー平等の実現」をテーマにした社会起業家への支援を実施

【ソーシャルビジネスコンテストへの応募呼びかけバナー】

この一環として、デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)は、特定非営利活動法人ARUN Seed*が開催する「Cloud Social Investment (CSI) Challenge 4**」をメインスポンサーとして支援するとともに、ビジネスコンテストを通じて、優秀な団体に活動資金として助成金を提供しました。

「CSI Challenge 4」では、「ジェンダー平等の実現」をテーマに、世界の社会起業家からビジネスプラン・アイデアを募集しました。ジェンダー（Gender）、教育（Education）、技術（Technology）などの分野の社会課題に対して、製品とサービス（Products and Service）、リーダーシップ（Leadership）、職場における平等（Work place Equality）などの分野のジェンダー平等に注力している、アジア、アフリカ、欧米、中東などの22か国で活動する70社以上の非常に優れた社会起業家から応募がありました。社会的インパクト、持続可能性、革新性といった観点から選考した結果、ファイナリストを７社選出し、その中からデロイト トーマツ賞として2社の表彰・助成金の贈呈を行いました。

デロイト トーマツ賞は、WorldClassが重視する教育（Education）、スキル開発（Skills）、機会創出（Opportunity）という観点で、金賞は、インドで失業、不完全雇用の状況にある女性と若者に対して、起業支援を行うLetsEndorse Development、銀賞には、ベトナムで身体障がい者を積極的に雇用し、不動産業者を対象とした広告素材の作成を行うImagtorを選定し、表彰・助成金を提供しています。

【LetsEndorse Developmentのプレゼンテーションの様子】

【Imagtorのプレゼンテーションの様子】

本取り組みを通じて、社会起業家が取り組む非常に重要な社会課題や、WorldClassが掲げる問題についての認知向上に寄与することができました。また、コンテストを通じて、社会起業家の方々の活動を後押しすることで、社会課題解決の一助となることも目指しています。単発的な支援に終わらず、継続的な支援・関与を続け、社会的インパクトの増大に取り組みます。

デロイト トーマツ グループは、引き続き、開発途上国における社会課題解決を行っていく予定です。

WorldClassとは

デロイト トーマツ グループでは、「WorldClass（ワールドクラス）」の一環として、我々にとって最も重要な経営資源である人材の育成に努めています。WorldClassは、教育（Education）、スキル開発（Skills）、機会創出（Opportunity）の 3分野で、2030年までに全世界で累計１億人の人々に対してポジティブなインパクトを及ぼすことを目指すDeloitteのグローバルな取り組みです。この一環として、デロイト トーマツ グループにおいても、2030年までに200万人の人々に対してインパクトを及ぼすことを目標に掲げ、取り組みを推進していきます。

経済や社会の変化のスピードが一層高まる中で、すべての人々が能力を発揮して自立・活躍できる環境を整えていくために、世界最大級のプロフェッショナルファームとしての強みを活かして、様々なステークホルダーとともに、幅広い角度からのインパクトを最大限に追求することを目標としています。

WorldClass（ワールドクラス）について

*特定非営利活動法人 ARUN Seedは、社会的投資の実践と普及啓発を通じ、途上国の人々のエンパワーメントと機会の創出、参加型の社会的投資プラットフォームの構築を目指して活動するNPO法人です（https://arunseed.jp/）。

**CSI Challengeは、特定非営利活動法人ARUN Seedが、2016年から、社会課題の解決にビジネスで取り組む起業家の支援と、社会的投資の普及啓発を目的に、投資先を決めるビジネスコンテストの開催と、投資資金を寄付で集めるクラウドファンディングをおこなっています。