Posted: 24 May 2024 4 min. read

「トーマツの森2024春」の活動を実施

地域の森林保全活動

デロイト トーマツ グループのメンバーが群馬県高崎市吉井町にある「トーマツの森」を訪れ、森林保全活動を行いました。群馬県におけるトーマツの森の活動は2009年よりスタートし、年数回の活動を継続的に実施しています。

「がんばるぞー、と作業前の集合写真」
 

創業者 等松農夫蔵ゆかりの地での森林保全活動

デロイト トーマツ グループは、地域社会で果たすべき役割、責務とは何かを考え、日本各地で活動を展開しています。森の再生や循環に役立ち、豊かな自然を次世代に残す一助となるよう、間伐や下草刈りなどを実施しており、各地域にその他森林保全の活動が広がっています。

【参考】地域や社会のために

早朝の集合時は雨に見舞われましたが、目的地に近づくにつれ雨は上がり、到着した時にはすっかり晴天となり、気持ちのよい空の下で活動することが出来ました。39人の参加メンバーが、初めて会う人、顔なじみの人と一緒に活動することを心待ちにしながら、「トーマツの森」に集いました。開会式では山主の等松直夫氏、群馬県の西部環境森林事務所の方、毎回「トーマツの森」の活動の指導をお願いしているNPO法人フォレストぐんま21(FG21)の方からご挨拶の言葉をいただきました。山主の等松直夫氏は有限責任監査法人トーマツの創業者のひとりである等松農夫蔵氏のご親戚にあたる方です。有限責任監査法人トーマツが40周年を迎えたのを機に創業者ゆかりの高崎市吉井町で始めた森林整備活動は、今年で16年目となります。

FG21の方の先導で準備体操をしたあと、竹の間伐の手順や注意事項のレクチャーを受け、5つの班に別れて、いざ山へと足を運びました。

「竹林へと足を運ぶボランティアのメンバー」
 

竹が密生するエリアでの間伐作業

作業エリアでは5つの班に分かれて、班ごとにFG21メンバーにご指導いただきながら、それぞれの持ち場で約2時間の作業に取り組みました。急斜面に竹が密集して生えている竹林で、大きく成長した竹の伐採作業を行いました。複数人で力を合わせて声出して周りに注意を払いながら、ノコギリで地上1メートル程の高さで竹を切り倒し、平地まで運び、チッパー機に次々に投入。太くて重い竹が細かく粉砕され、あっという間に竹の粉が山になっていきます。自然に枯れた竹や木も回収し、次々とチッパー機に入れてはその繰り返しで、辺り一面は竹の粉でいっぱいになりました。毎年夏の終わるころには、竹の粉の山の中にカブトムシが卵を産み付けて、幼虫がたくさん育つそうです。

本格的な間伐作業で汗を流した参加者からは、「竹を伐採するという作業の大変さを実感できた」、「初めての参加だったが、楽しく参加できた」、「地元出身のためとても感慨深く参加した」、「この活動に過去数回参加したが、いつも元気をもらって帰ることができる」といった感想や「FG21をはじめ群馬の方々のサポート体制が整っているので、安全な環境で作業ができた」といったたくさんの感謝の声が届きました。

「成長した太い竹を粘り強く懸命に切ります」

「斜面から、切った竹を慎重に運びます」

「切る作業に真剣な小さなボランティアメンバー」
 

お待ちかね春のアトラクション、人気のたけのこ堀り

竹の間伐後は、お楽しみのたけのこ掘りです。間伐したエリアとは別の、比較的なだらかな斜面に移動して、FG21の方の助言・指導のもと、あちらこちらとたけのこを探していきます。足で軽く踏みながら、宝物のようなたけのこを発見したら、鍬でやさしく掘ります。さまざまな大きさのたけのこを見つけては歓声を上げ、ボランティアメンバー同士で譲り合いながら山の恵みを収穫して下山しました。

「一見しただけでは、わからないニョキと生えたたけのこ」

「収穫した、たけのこ達」
 

閉会式では今回も大きな事故なく活動を終えることができたことについて関係者の方々へ感謝の言葉を伝え、2024年春の活動を無事に終えることが出来ました。「トーマツの森」は2009年の活動開始から16年目を迎え、活動当初から比べると里山も少しずつ変化を遂げてきています。参加者がその変化の過程を実感しつつ、「トーマツの森」をどのような里山として保全していくかについて、山主の等松氏やフォレストぐんま21の皆さんと相談しながら、今後も活動を継続していきます。

「天候に恵まれ、それぞれが役割を果たし、安全を第一に、良き一日を過ごせたことに感謝します。」

デロイト トーマツ グループのCSRについて