森林保全ボランティア―「トーマツの森2024秋」を実施 ブックマークが追加されました
2024年10月18日(金)、デロイト トーマツ グループのメンバーとその家族32名が群馬県高崎市吉井町にある「トーマツの森」を訪れ、森林整備作業およびアトラクションを楽しみました。吉井町におけるトーマツの森の活動は2009年よりスタートし、森林保全を目的に継続的に実施しています。
「小雨もなんのその、笑顔で楽しみます」
デロイト トーマツ グループは、地域社会で果たすべき役割、責務とは何かを考え、日本各地で活動を展開しています。森の再生や循環に役立ち、豊かな自然を次世代に残す一助となるよう、間伐や下草刈りなどを実施しており、各地域にその他森林保全の活動が広がっています。
【参考】地域や社会のために
開催当日は小雨が降ったり止んだりの不安定な天候。朝から、現地のNPO法人フォレストぐんま21(FG21)の方とスケジュールを調整しながらのプログラム実施となりました。雨もアトラクションの一部かのように集まったメンバーは、臨機応変に笑顔で活動を楽しみました。バスで到着したメンバーは、まず開会式にて、山主の等松直夫氏、毎回「トーマツの森」の活動の指導をお願いしているFG21の方からご挨拶のお言葉をいただきました。山主の等松直夫氏は有限責任監査法人トーマツの創始者である等松 農夫蔵氏のご親戚にあたる方です。有限責任監査法人トーマツが40周年を迎えたのを機に創業者ゆかりの吉井町で始めた森林整備活動は、今年で16年目となります。
開会式の後は、さつまいも掘り。雨で泥だらけになる前に、というFG21の方のご配慮のもと、早々にアトラクションを楽しみました。大小たくさんのさつまいもを手にして、メンバーは童心にかえったようでした。
「大人も子どもも、夢中になってさつまいもを収穫!」
吉井物産センター ふれあいの里で昼食休憩をとり、地元の生産者がつくったお弁当や総菜を食べたり、野菜や果物・生花などを購入したり、地産地消を堪能しました。午後の活動では群馬県の西部環境森林事務所の方や前橋オフィスの現地集合組も合流。FG21の方の先導で準備体操をしたあと、竹の間伐の手順や注意事項のレクチャーを受け、5つの班に別れて、いざ山へと足を運びました。作業エリアでは、班ごとにFG21の方にご指導いただきながら、それぞれの持ち場で約2時間の作業に取り組みました。斜面に竹が密集して生えている竹林で、足元に気を付けながら、大きく成長した竹の伐採作業を行いました。複数人で力を合わせてノコギリで地上1メートル程の高さで竹を切り倒し、平地まで運び、チッパー機に次々と投入。太くて重い竹が細かく粉砕され、あっという間に竹の粉が山になっていきます。自然に枯れた竹や木も回収し、次々とチッパー機に入れてはその繰り返しで、辺り一面は竹の粉でいっぱいになっていました。竹の粉の山の中にカブトムシが卵を産み付けて、幼虫がたくさん育つそうです。昨年産み付けられたカブトムシの幼虫を、実際に見せてくれました。
「FG21の方々のご指導のもと、力を合わせて竹を切ります」
本格的な間伐作業で汗を流した参加者からは、たくさんの感謝の声や感想が届きました。
「間伐した竹をチッパー機まで運び、投入しては粉砕していきます」
子ども達も普段味わえない自然の中、積極的に行動していました。FG21の方々のご指導により、都会ではなかなか行うことのできない里山ならではの体験を満喫していました。
「カブトムシの幼虫と触れ合うお子さん」
閉会式では今回も事故なく活動を終えることができたことについて関係者の方々へ感謝の言葉を伝え、2024年秋の活動を無事に終えることが出来ました。「トーマツの森」は2009年の活動当初から比べると里山も少しずつ変化を遂げてきています。参加者がその変化の過程を実感しつつ、「トーマツの森」をどのような里山として保全していくかについて、山主の等松氏やフォレストぐんま21の皆さんと相談しながら、今後も活動を継続していきます。