Posted: 03 Oct. 2019

Story 03 デロイト トーマツ税理士法人|コンサルタント

Future Vision ~Life at Deloitte Tohmatsu Group

―― まずデロイト トーマツ入社時からのキャリアストーリーをお聞かせください。

大学院を出て、新卒でデロイト トーマツ税理士法人の移転価格サービス部門に入社しました。4年間働いて、実は一度転職しまして…。ドイツに本社がある外資系コンサルティング会社に1年勤めた後、2018年4月にデロイト トーマツに戻り、今に至ります。

 

―― 一度退職されて、またデロイト トーマツに戻られたのはなぜですか?

2つ理由があります。1つは、いったん他の仕事も挑戦しようと思ったのです。移転価格サービスは、経理部の方がお客様になるケースがほとんどで、企業のコストを見る仕事になります。そのため、売り上げを伸ばすにはどうすればいいのか、ということを経験してみたくなり、それができる会社に転職しました。ただ、そこでは売り上げや利益を増やすことはできましたが、どうしてもその業務の範囲が、会社のなかの一部の部門の、かつ一つのビジネスというレベル感でしかなくて。会社全体になるとそのインパクトは、実はそんなに大きくなかったりします。それで、今までやっていた移転価格という仕事の影響の大きさを知りました。全てのビジネスを包括的に考える面白さを感じて「もう一度やらせてください」ということになりました。「もう一回一緒に頑張ろう」と言ってくださる方がいたことが大変ありがたかったです。。

 

―― 現在はどのような領域の仕事やプロジェクトをやっていますか。

国際税務の一つに移転価格税制という分野があります。国境をまたぐような資本関係がある親会社と子会社の取引を見て、その取引価格を幾らにすればいいのか、というアドバイスを主に提供しています。

なぜそういったアドバイスが税務に繋がるのか、ということについてご説明します。例えば、日本の親会社とアメリカの子会社があって、物を販売しているとします。日本の親会社が物を仕入れてきて、それを子会社に卸し、子会社が現地のお客様に売るときに、仕入れる価格と現地で売る価格は、交渉で決まってしまいます。一方で、相談によっては、幾らにでも決められてしまう。法人税率は、日本とアメリカでもちろん違ってきますので、なるべく税率の低い国にたくさん利益を残したほうがグループとして税金は少なくなります。もちろん、日本の税務当局としては「日本で税金を払いなさい」という話になってしまいます。そこを両国の税務当局が納得するような水準で取引をするために幾らで設定すればいいか、ということをアドバイスさせていただくような仕事です。

 

―― どんなところに面白さがありますか。

必ずしも税務だけの知識を求められるわけではなくて、ビジネスや経済学的な観点から考えられるというのが面白いと思っています。

―― デロイト トーマツは、どんなところが魅力ですか。

取引の話なので、契約書やビジネス上でどういうインパクトがあるかという話も出てきます。税理士法人だけだと、そこまでのアドバイスはなかなか提供できません。しかし、デロイト  トーマツグループですと、色々なサービスラインがあるので課題全体の解決に貢献することができる。やはりその多様性といいますか、色々なサービスを提供するビジネスが揃っていることが魅力だと思います。

 

―― 少し話は変わりますが、今やっている業務領域で、AIやデータアナリティクスなどの最新テクノロジーは、税理士法人の業務やクライアントに対するサービスを、どう変えていくとお考えでしょうか。

データアナリティクスという観点では、過去の税務調査の結果から、各国の傾向を税務当局の方が事前に分かっていると、そこに重点的にリソースを割くことができると思います。例えば日本企業は、そもそも税務部が他の国の企業と比べると少なく、かつそのなかで国際税務をやっていて移転価格を見ている方となると、さらにリソースが限られてきます。先ほど申し上げたような分析ができると、その限られたリソースを的確に配分して使うことができるようになると思っています。

 

―― デロイト トーマツでお仕事をされていて、イノベーションが生まれている実感はありますか。

グループ内の他のビジネスの方と一緒にお仕事をしていると、お客様に対しての提案の仕方や資料の作り方など個人的にはすごく新しい発見があります。税理士法人の業務で活かせることは、どんどん取り入れようと心掛けていますね。

―― デロイト トーマツで働いていて一番楽しい瞬間は、どんなときですか。

お客様から難しい課題を頂いたとき、実は楽しいです。先例もなく、そもそもどう考えればいいんだというところから考えるのは、新しいことに取り組んでいる感じがあっていいですね。もう一つは、今、マネージャーをやらせていただいているので、チームメンバーの成長にやりがいを感じています。

 

―― 今後挑戦したいことや人生を通して成し遂げたいことはありますか。

戻ってきたばかりというのもあるので、業務の経験をどんどん積んでいきたいですね。お客様にとって、常に100パーセント満足のいくアドバイスができるようになる。まずはそこを磨いていきたいと思っています。また、移転価格は、日本だけでなく海外との取引もあります。私自身留学や海外での勤務経験がないので、いつか海外で働いてみたいですね。

 

―― それがデロイト トーマツだと実現できそうですか。

そうですね。デロイト、そしてデロイト トーマツ グループの拠点は全世界色々な国にあるので、その機会も多くあると思っています。


 

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